清掃員になったら人生終わりなのか?そんな誤解を解いてみた!【体験談】

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「50代にもなって清掃員か。いよいよ俺の人生も終わりだな」
「家族や昔の同僚にどう思われるだろうか…」
「やっぱり清掃は底辺の仕事なのかな?」

清掃員として働くことを考えている人にとって、清掃業に対する世間の目は気になります。「清掃員になったら人生終わり…」そんな世の中のイメージを真に受けて「自分のプライドが許さない」なんて感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、そんな世間のイメージばかりを気にしていたら、本当に自分に合った仕事をすることはできません。ましてや50代にもなれば、仕事を選んでいるような余裕もないはずです。

そもそも、本当に清掃業が世間が思うような「きつい・汚い・危険」など辛い仕事なのかといえば、決してそうではありません。むしろ、シニア世代が主力の業界で、働く日数や時間帯の選択肢が多い清掃業は、セカンドキャリアとして50代にとっては魅力的な仕事と言えます。さらにはAIやロボットに淘汰される心配が少なく、定年以降も続けられる仕事である点も見逃せません。

そんな清掃業の魅力を感じて、私は50代になって清掃員のアルバイトを始めてみました。世間から清掃業は底辺の仕事と揶揄されることもありますが、今の生活にはとても満足しています。

「なぜ、清掃員としての生活に満足できるのか?」—— 私の実体験をもとに、世間にはあまり知られていない清掃員の魅力を伝えつつ、清掃業の仕事に対する誤解を解きたいと思います。

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目次

なぜ「清掃員=人生終わり」なのか?世間のイメージを植え付ける3つの誤解

「清掃員=人生終わり」のイメージを植え付ける3つの誤解のイメージ画像

最初に伝えなければいけないのは、世間のイメージ通りに清掃員の給料は安いということです。最低賃金のケースも多く、高収入を求めるのであれば清掃業の仕事はやめた方がよいでしょう。

しかし、それ以外の清掃員のイメージについては多くの誤解があります。そこで、まずは世間のイメージに対する3つの誤解について紹介していきます。

誤解1:「きつい」「汚い」「危険」な労働環境

昭和世代には馴染みが深い「きつい・汚い・危険」の3Kとも言われる清掃業。しかし、実際に働いてみると労働環境は世間のイメージと異なります。

一般的な日常清掃のアルバイトで使用するのは、雑巾やモップのほか、家庭で使用するような掃除機程度で、専門の機材を扱うことはありません。実際、ハードな肉体労働とは言えず、適度に体を動かす軽作業に近い印象です。実際の現場では70代以上の高齢者も普通に働いています。

清掃業である以上「汚い」仕事であることは否めませんが、きついだけでなく命に関わるような危険な作業だったら、そもそも高齢者が作業するには無理があります。

高齢者でも無理なく働ける仕事と考えれば、清掃員の労働環境は世間のイメージとは違い、十分に働きやすい環境と言えるのではないでしょうか。

誤解2:男性の清掃員は採用されない

一般的に清掃員といえば、女性がしているイメージの方が強いかもしれません。そのため、男性が清掃の仕事を希望しても「そもそも採用してもらえないのではないか?」と不安に思うのは当然でしょう。清掃員の仕事さえ採用されないとなったら、「いよいよ人生終わりだ」と感じてしまう気持ちは痛いほど分かります。

しかし、「男性だから採用されない」ということは決してありません。清掃は女性の仕事だと思い込んで避けているなら、もったいない考えです。

確かに日常清掃のアルバイトは統計的に女性が多いのは事実です。しかし、それは清掃員に「男性が殆どいない」や「男性は職場で浮いてしまう」ということではありません。実際、私の職場では従業員の男女比はほぼ半々でした。

ネットの求人広告を見ても「50代男性活躍中!」といった文言をよく見掛けます。男性であることを理由に不安を感じているなら、ぜひ一度実際の求人を確認してみてください。

誤解3:底辺の人たちがしている仕事

世間一般には、底辺の仕事と言われがちな清掃の仕事ですが、実際に働いている人はそんなイメージとは大きく違っていました。

資格勉強に集中するため短時間で働きたい人、セミリタイヤ中で運動不足解消をしたい人、フリーランスとして収入の柱を増やしたい人など、「清掃の仕事しかできない」からではなく、自分のライフスタイルに合っているから清掃員を選んだ人が私の職場には多いです。

つまり、底辺と言われている仕事だとしても、それぞれのやりたいことを実現するためのステップとして、清掃員として働くことが最適と判断したということです。

清掃員に対して「社会から逸脱したようなヤバい人が多いのでは?」なんていう一部のネガティブな世の中の声は、明らかな偏見なので気にしない方がよいでしょう。

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実際に働いてみて分かった!清掃員になりたくなる7つのメリット

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前述したように清掃員になることは「人生終わり」と感じるような仕事ではありません。むしろ、実際に仕事を始めてみると、体験しなければわからない清掃員になる魅力が分かります。

ここでは、私の体験談をもとに中高年世代に向けて、清掃員のアルバイトをする7つのメリットを紹介していきます。

年齢問わず未経験でも働ける

清掃員の募集では、年齢不問で未経験歓迎の場合が多く、厚生労働省の「職業情報提供サイトjob tag」によれば、ビル清掃員の平均年齢は52.8歳となっています。

実際に働いてみると10代の学生から80代の年金受給者まで、職場の年齢層の幅は想像以上。初めて清掃の仕事をしたという人も多く、アルバイトの募集要項通りに年齢や経験を問わずに採用が行われていることが窺えました。

中高年世代になると、資格や経験がなければアルバイトに採用されることすら難しいのが現実です。「清掃員になったら人生終わり」なんていう言葉に惑わされず、少しでも興味があるなら気になる会社へ問い合わせてしてみてください。

働く日数や時間の自由度が高い

清掃の仕事は、ライフスタイルに合わせて働き方を柔軟に選べるのが大きな魅力です。早朝、日中、夕方、夜間のほか、週2〜3日や日祝のみなど、勤務シフトの選択肢が多くあります。

アルバイト採用ではフルタイム勤務の方が珍しく、他にやりたいことがある人にはぴったりの職場環境を得られやすいと言えるでしょう。

私が清掃員のアルバイトを選んだ最大の理由もここにあります。現在は週4日で早朝3.5時間勤務。午前10時過ぎには自宅に戻れるため、Webライターの活動やブログ執筆、そして行政書士開業に向けての実務勉強など、やりたいことに十分な時間を確保できています。

人間関係のストレスが少ない

会社を辞めたくなるほどの悩みで最も多い要因の1つが職場の人間関係。その点、清掃員の仕事は人間関係のストレスが極めて少ないのが特徴です。

一般的な日常清掃のアルバイトでは、基本的に担当エリアを一人で黙々と作業することが多く、会話をしながら仕事を進めることはありません。

最低限の挨拶や業務上の会話は必要ですが、「自分はコミュ障だから…」と人間関係が上手くいくか心配な人にも最適な仕事でしょう。

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労働時間が短く感じる

清掃の仕事は、決められた時間内で担当エリアを仕上げる必要があります。ほどよく時間に追われるため、黙々と作業していると「あれ、もうこんな時間?」と感じることが日常的にあります。

単調な倉庫作業のように「早く終わらないかな…」と時計ばかり見るようなこともなく、かといって、時間内に終わらないほどの仕事量を押しつけられることもありません。

年齢や体力に不安がある人でも、普通のペースで進めていれば十分間に合う仕事でもあるため、「仕事が終わらなかったらどうしよう…」といった心配は無用です。

収入を得ながら運動もできる

中高年世代のよくある悩みの1つ、運動不足を解消しながら収入を得られるのも清掃バイトの大きな魅力です。

50代にもなると、日頃から意識して運動しないと体力は落ちる一方。しかし、毎朝のウォーキングやジム通いを始めようと思っても、三日坊主どころか計画だけで行動に移せない人がほとんどではないでしょうか。

清掃の仕事を始めれば、強制的に身体を動かす習慣が作れます。私も清掃バイトがある日は確実に10,000歩以上を歩くようになりました。フリーランスの仕事とは異なり確実な収入も得られるため、まさに一石二鳥の働き方です。

老後も続けられる安定的な仕事

「清掃員=人生終わり」どころか、清掃員は「人生100年時代の最強のセーフティーネット」になり得る仕事です。建物が存在する限り掃除の仕事はなくなることはなく、景気に左右されにくい安定した業界だからです。

一度スキルを身に付ければ、定年を超える年齢でも 体が動く限り長く働き続けることができます。「いつでも稼げる手段がある」という事実は、老後の金銭的な不安を大きく減らしてくれるでしょう。

実際、私の職場でも70代・80代の先輩方が元気に働いています。日頃から体を動かしているためか、皆さん若々しく、キビキビと仕事をしている姿にはいつも勇気づけられています。

AIやロボットに淘汰されない

清掃業において、AIやロボットですべてを代替するには、導入やメンテナンスに莫大なコストがかかります。そのため、当面の間は人の手を使った方がコストも安く、確実な仕事ができると言えます。

今の中高年世代が若い頃は「肉体労働のブルーカラーの職種はロボットに奪われる」と言われていました。しかし、AIが急速に発展している現代では、むしろデスクワーク中心のホワイトカラーの職種の方が、近い将来に淘汰される可能性が高いでしょう。

欧米ではすでにAIへの移行が難しいブルーカラーの賃金が上昇している事実もあります。日本においても清掃業のスキルや経験を持つ人材は、今後ますます貴重な存在となり、安定した未来を築ける仕事になるかもしれません。

登録者480万人を超える超人気YouTube「両学長 リベラルアーツ大学」の動画(2025.12月現在)でも、AI時代に求められる仕事の変化を解説しています。AIの進化によって、アメリカではブルーカラーの収入が急増しているようで、医師よりも配管工のような肉体労働者の方が収入が多いという、にわかには信じがたい状況になっているようです。近い将来、日本でも仕事の賃金体系が大きく変わるかもしれません。

50代清掃員バイト歴3ヶ月の本音とは?よくある仕事の疑問に答えます!

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「清掃員バイト歴が3ヶ月で何が分かるの?」と思われるかもしれません。しかし、清掃員になりたての今だからこそ、これから清掃員になろうかどうか悩んでいる人の気持ちが分かります。

そこで、最後に私が清掃員のアルバイトをするかどうか迷っていたときに感じた疑問を中心に回答していきます。

清掃員に向かない人は?

残念ながら、以下に該当する人は清掃員の適性はないかもしれません。

➀「潔癖症の人」
ゴミや汚れ、ニオイなどは仕事をしているうちに徐々に慣れていきます。しかし、極度の潔癖症で「生理的に無理かもしれない」と感じている人は、他の仕事を探す方が無難です。

➁「身体を動かすのが嫌いな人」
基本的に清掃はずっと歩き回る仕事です。特別な体力は必要ありませんが、身体を動かすことが苦手だったり、足腰に不安がある人はやめた方がよいでしょう。

③「几帳面過ぎる人」
一見清掃に向いているように思える几帳面な人も注意が必要です。「こだわり過ぎて清掃が終わらない」などの問題が起きやすいため、作業はある程度の割り切りが求められます。決められた時間内に仕事が終わらなければ、どんなに綺麗に掃除をしても評価されません。

中高年が働くには体力的に厳しくない?

一般的なアルバイト募集に多いオフィスビルなどの日常清掃は重労働ではないため、清掃の仕事が初めての人でも「体力が持つかな…」といった過度な心配は入りません。

とはいえ、普段まったく運動しない中高年がいきなり清掃の仕事を始めると、あちこち筋肉痛になる覚悟は必要です。そのため、採用される前にウォーキングや軽い筋トレ程度の運動はしておいた方がよいでしょう。

ちなみに、私は清掃のアルバイトを始めようと思った1ヶ月前から朝30分のウォーキングをしていました。事前準備をすることで体力的な向上はもちろん、身体を動かす仕事に対する不安が大きく減少するはずです。

男性でも女子トイレを掃除するの?

現在では、多くのビルメンテナンス企業が性別に関係なく、女子トイレを掃除する方向にシフトしています。そのため、「男性だから女子トイレの掃除はしないだろう」と思っているなら考えを改めた方がよいでしょう。

しかし、一部の企業では依然としてトイレ掃除は女性のみという体制を取っているケースもあります。そのような企業の採用の場合は、採用時に女子が優先されることが否めません。

最近ではタレントのロンドンブーツの田村淳が「男性トイレの清掃員が女性なのは結構イヤだ」という内容をX(旧Twitter)でポストして大きな話題になりました。男女平等やLGBT等の問題とも絡んでいるため、今後も議論される機会が多くなるかもしれません。

コミュ障でも仕事を続けることは可能?

最低限の報告・連絡・相談のコミュニケーションを取ることができれば、仕事に支障はありません。

コミュニケーションを取るのが苦手という理由から清掃員の仕事を選ぶ場合も多く、コミュ障を売りに清掃員として働いている体験談を密かにSNSで発信している人もいます。

私の職場には驚くほど話し好きの人もいますが、清掃員の傾向としては一人の時間を大切にするタイプが多いように感じます。少なくとも「職場の人と仲良く雑談もしなければ…」なんてことを気にする必要はないでしょう。

給料が安いのに生活できるの?

清掃員のアルバイト一本では、一人暮らしでも生活するのは厳しいのが実態です。そのため、あくまでも収入の柱の1つとして考える方がよいでしょう。

収入を増やしたい場合は、シフトを増やしてもらうことやダブルワークをすることも可能な仕事ですが、決しておすすめはしません。

もし、「清掃業一本で働いていきたい」という考えがあるなら、アルバイトではなく正社員を目指すべきでしょう。50代からでも正社員を目指せる数少ない職種でもあるからです。

キャリアアップは見込めるの?

アルバイト採用からでも、キャリアアップは十分に期待できます。清掃業界は40代・50代の未経験者からの採用でも、正社員として登用されるケースも珍しくありません。

実際に、募集要項で「3ヶ月で正社員登用の実績あり」と明記している企業もあります。私自身も面接時に「将来的に正社員を希望しますか?」と確認されました。

業界全体として人員の入れ替わりが多く、会社側は安定して働いてくれる人を正社員として確保したい事情がある旨を採用担当者が話していました。

さらに、国家資格である「ビルクリーニング技能士」などを取得すれば資格手当により、収入アップも見込めます。清掃業でのキャリアアップを希望するなら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

清掃員の仕事は何歳まで働ける?

清掃の仕事は年齢層が高い職種のため、定年後も継続雇用で働けるケースがほとんどです。一部の人には「清掃員になったら人生終わり」と思われるような仕事でもあるため、人材不足の影響を強く受けやすいことも理由でしょう。

実際に70代・80代でバリバリ働いている清掃員も多く、健康であれば一生働ける仕事といってもよいかもしれません。

年齢を理由に解雇される恐れも少なく、むしろ働き続けることを歓迎される仕事であるのは、中高年から清掃員を始める人には大きな魅力です。

清掃員として働くのは恥ずかしくない?

清掃員として仕事をするか迷う気持ちがあるのは、「清掃員として働くことが恥ずかしい…」との思いがあるからでしょう。実際に私が一番気にしたのは、清掃員の世間体の悪さでした。

結論としては「清掃員として働いている」ということを家族や友人に伝えるのは、少々恥ずかしい思いをするのは否めません。しかし、私の生活スタイルに合っている以上、清掃員として働くメリットを選んだ方というのが率直な回答です。

「清掃員になるのはどうしてもプライドが許さない!」という人もいるでしょう。しかし、そんな小さいことにこだわるのではなく、清掃員で働くメリットに目を向けた方が前向きに仕事ができるはずです。

まとめ:「清掃員になったら人生終わり」ではない!その先に自由や夢がある

清掃員のアルバイトを始める前は、私も「人生終わりなのか…」という言葉が一瞬頭をよぎったことは否めません。しかし、実際に働いてみると、本記事でお伝えしたように、世間から思われているような底辺の仕事とは違う一面があることを知りました。

むしろ、年齢や経験を問われない門戸の広さ、ストレスの少ない人間関係、自由な時間を確保しやすい柔軟な勤務シフトなど、他の職種にはない数多くのメリットがある仕事です。

もし、清掃員に対するイメージの悪さを理由にして、セカンドキャリアに踏み込むことを躊躇しているなら、ぜひ一度清掃の仕事を検討してみてください。これからの人生をより良いものとするための1つの手段として、現実的な選択肢となるでしょう。

清掃員になることは人生の終わりではなく、今後の人生をより自分らしく生きるための「新しいスタート」のきっかけになるかもしれません。

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