「ニャーニャー」と何かを訴えかけるように見つめる猫の視線を振り切って、会社に行かなければならないときのやるせない気持ちは、猫を飼ったことのある人にしかわからないものです。
「外出中にウチの猫は何をしているんだろう・・・」「何かの事故や急病になって苦しんでいないか・・・」等、一人暮らしの人にとっては、尚更、部屋に残してきた猫の状況が気になって仕方がなくなるのではないでしょうか。
この記事では、そんな気持ちを解消する最強グッズ、ペットカメラについて、一人暮らしで実際にペットカメラを使用している私が、購入時に迷いがちなペットカメラのメーカーについての情報を交えてお伝えします。
- ペットカメラの基本情報を知りたい人
- 実際にペットカメラを使用して良かった点を聞きたい人
- 国内メーカーと中国メーカー、どちらのペットカメラを購入するか迷っている人
[chat face=”shirasu-aikon.jpg” name=”しらす” align=”right” border=”yellow” bg=”none” style=”maru”]おじさんは、ペットカメラで何を見てるの?[/chat]
[chat face=”ojisan1.png” name=”おじさん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]おじさんが出掛けているときにしらすやにぼしが、事故にあっていないか見ているんだよ[/chat]
[chat face=”niboshi-aikon.jpg” name=”にぼし” align=”right” border=”red” bg=”none” style=”maru”]ちがうよ。しらすが何かイタズラしていないか監視しているんだよ[/chat]
[chat face=”shirasu-aikon.jpg” name=”しらす” align=”right” border=”yellow” bg=”none” style=”maru”]えー!イタズラなんかしてないよ。もう![/chat]
[chat face=”ojisan1.png” name=”おじさん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]そうじゃないよ。1番はしらすとにぼしが怪我とかしないか心配だから見ているんだよ[/chat]
[chat face=”niboshi-aikon.jpg” name=”にぼし” align=”right” border=”red” bg=”none” style=”maru”]じゃあ、2番目の理由は何?[/chat]
[chat face=”ojisan1.png” name=”おじさん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]それは・・・[/chat]
[chat face=”shirasu-aikon.jpg” name=”しらす” align=”right” border=”yellow” bg=”none” style=”maru”]あっ!やっぱり、僕がイタズラしいないか疑っているんだ![/chat]
[chat face=”ojisan-04.jpg” name=”おじさん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ちがうって。出掛けていても、しらすとにぼしの姿を見ていると幸せな気持ちになれるんだ[/chat]
[chat face=”shirasu-aikon.jpg” name=”しらす” align=”right” border=”yellow” bg=”none” style=”maru”]ホント?[/chat]
[chat face=”ojisan1.png” name=”おじさん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ホントだよ。今からそれを説明するから聞いていてね[/chat]
ペットカメラの基本知識を知っておこう!
まずは「ペットカメラって、そもそも何ができるの?」「どこのメーカーが人気で、値段はどのくらい?」等、初めてペットカメラの購入を検討される方に、ペットカメラの基本事項を説明します。
ペットカメラでどんなことができる?
いつでも外出先からスマホ等からのネットワーク経由で、室内にいる猫の行動や周辺状況等を確認することができます。従来の防犯カメラの機能に加え、給餌機能等ペットカメラ特有の機能・性能を備えた機種もあります。
【ペットカメラの主な機能】
- カメラの首振り機能により、広角に室内の様子を確認できる。
- 通話機能等により、猫とのコミュニケーションを図ることができる。
- 遠隔操作により、写真や動画撮影ができる。
- 暗視機能により、夜間や暗い部屋でも、猫の様子を確認することができる。
- 温度・湿度センサーにより、室内環境を確認することができる。
- 給餌機能により、食事やおやつを与えることができる。
- 自動追尾機能により、猫の動きを感知して映像を配信・録画できる。
ペットカメラの人気・売れ筋のメーカーは?
Amazonや楽天等で検索すると、たくさんの機種が販売されているペットカメラ。しかし、メーカーを確認すると、あまり聞きなれない名前がほとんど。おそらく、一般的に名の知れたメーカーになるとPanasonicくらいではないかと思います。
聞きなれない名前の多くは、海外メーカーで主に中国メーカーが多い印象です。ペットカメラの人気ランキング等をみても、長い期間TP-Link、ieGeek 等のいずれも中国メーカーが上位を占めています。
その理由はなんといっても、その圧倒的なコスパ。詳細については、後述(ペットカメラを買うならどっち?国内メーカーそれとも中国メーカー?) でご確認ください。
なお、最近では、ペット需要の拡大とともに、ペットカメラの選択肢は増加傾向にあり、塚本無線「みてるちゃん」等の国内メーカーでコスパの良い商品も出てきています。
ペットカメラの価格はどのくらい?
メーカーや機能・性能によって異なりますが、Panasonic等の国内メーカーの高価格帯で20,000円以上、中国メーカー等の低価格帯になると、5,000円前後が相場になります。
当然のことながら、高価格帯になれば、上記【ペットカメラの主な機能】の多くが搭載されていますが、低価格帯であっても、メーカ―側の商品詳細情報を見る限り、機能・性能面で大きく劣ることはありません。
その意味でいえば、価格差は、日本メーカーということによる安心感(サポート・セキュリティ面)といことになるでしょうか。ネットワークカメラという商品性質上、個人情報の漏えい等のリスクを気にされる方にとっては、この点をどの程度重視するかにより、価格差の捉え方も変わってくるでしょう。
ペットカメラを使用してみた!決定的瞬間をとらえた猫事件簿
ペットカメラを購入してから丸1年も経てば、ペットカメラがとらえたちょっとした猫事件はどんどん増えていきます。ここでは、一人暮らしで猫との生活を始めた我が家の猫事件エピソードの一部を紹介します。
ペットカメラがとらえた猫事件簿1:悲惨!障子扉をビリビリにしたのは?
事件概要
猫を飼い始めた日から、いつかはヤラれると覚悟していた和室の障子扉。畳やソファーは既にガリガリにヤラれ済みだったにもかかわらず、なぜか半年近くたっても障子扉は無傷のまま。しかし、無残にも一夜にしてビリビリに。犯人はワンパク猫のしらす♂と思いきや・・・
ペットカメラに映っていたのは・・・
録画保存されていた映像をみてみると、そこには、いつもはおとなしいにぼし♀がガスガスと障子に前脚を突っ込んでいる姿が。にぼし♀の視線が何かを追っているようにチロチロ動いてたため、おそらく虫(クモ?)が障子に蠢いていたのを仕留めようとしていた様子。結果、障子の下段は、見事ずべてビリビリに。
ペットカメラがとらえた猫事件簿2:猫ゲージから逃走!扉を開けたのは?
事件概要
猫を保護して1ヶ月。キャットケージの中でシャーシャー大暴れのしらす♂とにぼし♀を、健康診断とワクチン接種のため動物病院へ。診察が終わると、暴れ疲れたのか急におとなしくなった2匹。自宅に戻り、キャットケージに入れても、2匹は重なるようにしておとなしいまま。そっとしておこうと毛布をキャットケージに被せて、他の部屋で寛いでいたところ、何やらガシガシやっている音が。急いで2匹の様子を見に行くと、キャットゲージの扉が開いていて・・・
ペットカメラに映っていたのは・・・
私がキャットケージのある部屋から出て行った途端、ゆっくり探るように動き出したしらす♂とにぼし♀。しばらくすると、キャットケージをガシガシとやり始め、あっさり扉を開けて浴室方面へ逃走。さらに、映像を遡って見てみると、私が2匹をキャットケージに入れた後、扉を閉め忘れていた姿が・・・。そう、逃走のきっかけをつくった犯人は、私だったのです。
ペットカメラがとらえた猫事件簿3:猫が出てこない…。寂しく外出すると、まさかの!?
事件概要
なかなかなつくまで、時間がかかったしらす♂とにぼし♀。保護して半年ほどは、姿すら見せてくれず、寂しい思いも。そんなある日、早朝にしらす♂とにぼし♀に一言声を掛け、会社へ向かったところ・・・
ペットカメラに映っていたのは・・・
玄関を出て間もなくすると、部屋のどこかからコッソリ現れたしらす♂とにぼし♀。玄関のある方向の扉に向かって、ニャーニャーと鳴いている様子が。それから、約30分の間、2匹はその体勢のまま鳴き続けていました。
ペットカメラを使い始めて1年、買って良かったと思うのはココ!
購入前は、ここまで使用するとは思っていなかったペットカメラ。それが1年経過した今となっては、猫と生活する上で欠かせないアイテムの1つになっています。なぜ、そこまでのペットカメラの魅力にハマったのか。ここでは、ペットカメラを買ってよかったと思う3つのことについて説明します。
猫の安心・安全が向上する!
ペットカメラによって猫の見守りができることは、猫の安心・安全の向上につながることは間違いありません。猫の身に事故が起きていないかを確かめることはもちろん、「ちゃんとエサを食べているか」「部屋の扉を開けっ放しにしていないか」等、外出した後に猫の身の回りの様子を確認できることは、飼い主にとっての安心にもつながります。
いつでも猫のカワイイに癒やされる!
ペットカメラの存在を知ったのは、猫を飼い始めた会社の同僚から、仕事の合間にトイレで猫の様子を見てニヤニヤしてるという話を聞いた時でした。その話を聞いた翌日には、アマゾンでベストセラーになっているペットカメラをポチッと購入。
つまり、ペットカメラ購入の動機は、外出中でも猫の様子を見てニヤニヤしたいというものでした。カメラを通して部屋の中にいる猫を見るのは、直接見るときとは違った猫のカワイイをみることができ、たくさんの癒やしを与えてくれます。
猫の秘密を知ることができる!
猫は気まぐれでツンデレな生き物なんて話はよく聞きますが、猫との生活を始めると、その意味をより深く感じるときがあります。だからこそ、行動が読めない猫の生活を覗き見したくなるもの。ペットカメラには普段は見ることが出来ない猫の行動が映ることもあります。
外出直前まで姿を現していなかった猫が、出掛けた途端にひょっこり顔を出して玄関の方を向いて「ニャーニャー」なんてことも(上記ペットカメラがとらえた猫事件簿3参照)。猫の秘密を知れば知るほど、猫への愛情は深くなります。
ペットカメラを使用してから、約1年が経過しましたが、それは私自身が猫を飼い始めてからの期間とほぼ同じになります。
一人暮らしで独身の私にとって猫を飼うこと自体に多くの不安がありましたが、外出中の猫の様子を確かめられるようになったことで、ペットカメラはその不安を1つ解消してくれる必需品となりました。
ペットカメラを買うならどっち?国内メーカーそれとも中国メーカー?
おそらく、ペットカメラの購入を検討している方にとって、海外メーカー(主に中国メーカー)の商品が多くあるため、国内メーカーにするか、中国メーカーにするかは、大いに悩むところではないでしょうか。
まず、私自身が購入した機種がどちらなのかといえば、ズバリ中国メーカー。当時Amazonでもっとも売れ筋だったieGeekというメーカーの商品でした。
実のところ、これまで私が購入してきた家電メーカーは、基本的にすべて国内メーカーでした。にもかかわらず、「なぜ、ペットカメラは中国メーカーにしたのか?」その理由は下記3点になります。
- とにかく国内メーカーと比較して、価格が圧倒的に安い
- 基本的な性能面においては、大きく変わらない
- 初めての購入になるため、使用頻度がわからない
この3点について、掘り下げて説明すると…
◆とにかく国内メーカーと比較して、価格が圧倒的に安い
売れ筋で一流メーカーのPanasonic製の商品との比較でいれば、その価格差は20,000円近くになります。やっぱり国内メーカーの方がいいからという理由だけでは、妥協できない金額です。
中国メーカーの価格が国内メーカーよりも安いことは、その他の商品でも同様ですが、ペットカメラについては、その感覚がより大きいように感じます。
◆基本的な性能面においては、大きく変わらない
少なくとも、ペットカメラに求める必要最低限の機能について、中国メーカーだから劣ると言うことはありません。これも他の商品と同様ですが、価格差を考えれば、中国メーカーは驚きのコストパフォーマンスといえます。
◆初めての購入になるため、使用頻度がわからない
スマホやパソコン等の主要家電と比較して、ペットカメラ購入後、どの程度使用するかの予測がつかなかったことは、上記理由以上に大きなものでした。おそらくこの記事を見ていただいている方は、初めてペットカメラの購入を考えている方が多いと思います。
毎日のようにペットカメラを眺めるような状況が想定されるのであれば、なるべく良いものを購入しようと考えるかもしれませんが、その点は個人差もあり実際に使用してみないとわからないところです。そのため、お試し的な感覚で、価格も安く性能も大きく劣らない中国メーカーを選んだということが本音です。
既に購入後、1年が経過していますが、ペットカメラの使用頻度は想像していたよりも多かったという結果になりました。使用してきた中で、今のところ中国メーカーでも特に大きな問題は発生していません。
とはいえ、サポート面等でいえば、やはり国内メーカーは安心感があります。説明書を初め、ペットカメラ操作時にスマホ画面に表示されるあやふやな日本語表記には、不安を覚えないといえばウソになります。
実際にネット等で真偽は不明ですが、セキュリティー面のリスクを指摘している記事を目にすることもあります。
最近では、国内メーカーで安価の商品も発売されており、自分自身の使用頻度もわかったため、もし次回購入することがあれば、国内メーカーも選択肢に入れる予定です。
ただし、これから初めて購入される方にとっては、使用頻度がどの程度になるかわからない場合、セキュリティー面等の問題も理解したうえで、お試しとして私と同じように中国メーカーを選択肢するのはアリだと思います。
おわりに:ペットカメラがあれば一人暮らしでも安心!購入するなら国内メーカーVS中国メーカーどっち?
猫を飼う上で、必需品とはいえないペットカメラ。しかし、いざ猫のいる部屋に導入すると、猫との生活が一層楽しくなります。
外出中でも、猫からの癒やしを感じたい人、猫の安心・安全を確認したい人には、これ以上の商品はないように思います。
この記事を読んでペットカメラに興味を持った方、既にペットカメラの購入を検討している方等、猫好きの方にとって、少しても今回の記事が参考になれば幸いです。