人生をやり直したい40代必見!行政書士資格が選ばれる7つの魅力

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気力や体力の衰えを強く実感する40代。将来に明るい未来が見えず、半ば諦めにも似た心境で代わり映えのない毎日を受け入れ始める時期でもあります。

一方で、まだまだ40代。身体が動くうちに「人生をやり直したい!」そんな気持ちが燻り続けている方も多いのではないでしょうか。

そんな人生をやり直したい40代に、行政書士資格は暗くなりがちな将来に明るい希望を与えてくれます。

私自身はまさに「人生をやり直したい!」と考えていた一人。実際に40代後半で会社を辞めて、行政書士開業を志す道を選びました。

40代以上の中高年だからこそ、一層際立つ行政書士資格の7つの魅力とともに、資格取得の注意点や資格の活かし方について、私の体験談を交えながらお伝えします。

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目次

令和5年度の行政書士試験の合格者は40代が最も多い

令和5年度行政書士試験結果(年代別)
参照:行政書士試験センター|令和5年度試験結果(受験者・合格者の属性)

行政書士は数ある資格試験の中でも、難関資格の1つとして知られています。それだけに学業からだいぶ離れてしまった40代には、「今さら勉強を始めても合格するのは難しいのでは?」と思われるかもしれません。

そんな不安を抱く方は、上記の表をご覧ください。直近の令和5年度の行政書士試験の合格者は、40代が最も多い結果となっています。

合格率を見ても20代や30代と遜色ない結果となっており、40代から行政書士試験に挑戦することは決して遅くないことがわかります。

また、受験者全体の約63%を40代以上が占めているのは、中高年世代が「人生をやり直したい!」と考えたときに、手段の1つとして行政書士資格に大きな魅力を感じている証でしょう。

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人生をやり直したい40代必見!行政書士資格が選ばれる7つの魅力

行政書士合格を目指す40代が多いのは、行政書士が人生をやり直すために独立開業ができる資格であるからでしょう。そして独立開業を考えるなら、年齢を重ねたことはデメリットよりメリットが大きい面があります。ここでは、40代以上の中高年に行政書士資格が選ばれる7つの魅力について

1 開業者の約9割が40代以上

日本行政書士会連合会発行の「月間日本行政」(2018年10月号)によると、行政書士開業者の約9割が40代以上との調査結果が記載されています。

2024年現在で6年以上経過している調査結果ではあるものの、現時点においても行政書士開業者の多くは40代以上が占めていることに変化はないでしょう。

前述したように直近の行政書士試験の合格者は40代が最も多いことから、今後も急激に世代交代が進む業界とは考えにくく、40代以上の中高年世代には勇気づけられる事実です。

2 業務独占資格である

行政書士は資格を有していなければ仕事に携わることを禁じられている業務独占資格であり、以下の3つが独占業務として行政書士法で定められています。

  • 官公署に提出する書類の作成
  • 権利義務に関する書類の作成
  • 事実証明に関する書類の作成

行政書士の独占業務は他士業の隙間産業として揶揄されることもありますが、世の中から需要のある隙間業務を見つけることができれば、アイデア1つで独自のビジネスを開拓できるチャンスの多い資格ともいえます。

3 受験資格が必要ない

士業などの資格試験を受けるためには受験資格が必要となる場合がありますが、行政書士は誰でも受験できる代表的な国家資格です。

受験資格が必要となる場合、要件を満たすために学校に通うことや実務経験を積む必要があるため、年齢的に余裕がない40代から目指すのはハードルが高くなります。

なお、行政書士と比較されることが多い社会保険労務士の受験資格を得るためには、「学歴」「実務経験」「厚生労働大臣の認めた国家試験合格(行政書士試験合格者など)」のいずれか1つを満たす必要があります。

福祉業界は40代以降の中高年でも求人が比較的多く、未経験でも挑戦できると言われています。しかし、社会福祉士や介護福祉士などの福祉系の資格取得を目指すには実務経験や学歴などの受験資格が必要です。

4 40代でも合格の可能性がある

一般的に行政書士は難関資格に分類されていますが、40代から目指しても合格の可能性がある資格です。

難関資格の中でも人気の高い行政書士はテキストや参考書も多く、大手資格学校が最も力を入れている通信講座もあることから、学業から遠ざかっている40代以上でも効率よく学ぶことができます。

司法書士などの他士業は難易度も高いため、40代以上の法律初心者が挑戦しても合格は至難の業です。その点、行政書士は時間と労力さえかければ誰でも合格の可能性がある資格です。

5 行政書士は将来性がある

ネット上には「行政書士は食えない」との意見が散見されますが、行政書士は将来性があるとされています。

インバウンドや外国人労働者の増加による入管業務、超高齢社会に伴う相続業務などの需要が見込まれるだけでなく、ドローンの許可申請など新しい分野にも注目が集まっていることも理由でしょう。

行政書士の市場規模は過去10年間で2倍に拡大しており、今後の成長も期待されています。行政書士が食えるか否かは個人の問題であり、戦略的に業務を展開すれば十分に魅力的な業界であることは間違いありません。

参照記事:【市場規模が倍増?】行政書士に将来性がある理由について徹底解説!

6 人生経験を活かせる

行政書士業務は幅広いため、40年以上の人生経験を活かせる機会が多いことも見逃せない魅力の1つです。

40代にもなれば行政機関への各種申請手続きなど、知らぬ間に多くの行政書士業務に近い経験をしていることがあります。また、遺言書作成などの相続業務は、年齢的にも身近な問題として依頼者に寄り添った対応が行えます。

さらに、「20代と40代の行政書士のどちらに業務依頼をしたいか?」と考えたとき、40代の行政書士の方が信頼や安心を感じるのではないでしょうか。業務経験に関係なく、年齢が重ねたこと自体が武器になることもあります。

7 少ないリスクで開業できる

40代からの人生をやり直すための挑戦にリスクは避けられませんが、行政書士は他の仕事と比較して少ないリスクで開業することが可能です。

自宅開業であれば、登録料約30万と月会費約6,000円以外に大きなコストは掛からず、月会費さえ払い続けていれば廃業することもありません。

最近は会社員が副業として行政書士開業することも増えていますが、開業リスクが少ないことも大きな要因といえるでしょう。

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40代から行政書士資格に挑戦する際の注意点

40代から行政書士に挑戦するには、気を付けるべきこともあります。ここでは、行政書士試験を受験する前に知っておきたい注意点について紹介します。

行政書士資格は転職に活かせない

行政書士は難関資格として知名度も高いため、転職にも活かせると考える方もいるかもしれません。しかし、行政書士試験に合格しただけでは、ほぼ転職活動の武器になることはないでしょう。

独立開業して初めて資格取得の意味を持つのが行政書士であり、一般的な企業では資格を活かせる場もほぼありません。

むしろ、行政書士資格を取得していることで「コンプライアンスにうるさい従業員になるかもしれない」など、人事担当者からはマイナス評価になる恐れもあります。

行政書士補助者として働くのは難しい

独立開業するまで行政書士事務所の補助者として働くことを考える方もいるかもしれませんが、40代から未経験で行政書士事務所に採用されることは難しい現実があります。

そもそも行政書士の補助者の求人を見つけることすら難しいため、仕事の経験を積むために補助者として働く希望は捨てた方が無難です。

なお、行政書士業務と関連性が深い司法書士事務所はアルバイトなどの募集をしていることが多いため、行政書士事務所の補助者よりは採用される可能性が多少あるかもしれません。

行政書士合格には時間が掛かる

行政書士に合格するまでに掛かる時間は約1,000時間といわれていますが、40代以上の方はさらに勉強する時間を確保する覚悟が必要です。

40代になると記憶力や集中力が衰えるだけでなく、日常的に勉強する機会はほとんどないため、「勉強をどのようにしたらよいのか?」という根本的な問題で躓くことも珍しくありません。

行政書士は独学でも合格できる資格といわれていますが、40代以上は勉強の感覚を取り戻すためにも通信講座を利用することも選択肢の1つです。

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まとめ:人生をやり直したい40代必見!行政書士資格が選ばれる7つの魅力

将来に明るい希望が持てず、人生をやり直したいと考えている40代にとって、行政書士は将来に希望を与えてくれる多くの魅力がある資格です。

40代以上の中高年だからこそ、より大きな魅力を感じられるのは以下の7つになります。

  • 1 開業者の約9割が40代以上
  • 2 業務独占資格である
  • 3 受験資格が必要ない
  • 4 40代でも合格の可能性がある
  • 5 行政書士は将来性がある
  • 6 人生経験を活かせる
  • 7 少ないリスクで開業できる

しかし、40代以上だからこそ、行政書士に挑戦する際には以下の3つの注意点もあります。

  • 行政書士資格は転職に活かせない
  • 行政書士補助者として働くのは難しい
  • 行政書士合格には時間が掛かる

40代から難関資格と呼ばれる行政書士に挑戦することは決して簡単なことではありません。しかし、最近の行政書士試験の合格者は40代の占める割合が最も多く、年齢を理由に挑戦を諦める必要はないといえます。

これから人生をやり直したいと考える40代以上の方に、本記事が少しでもヒントになれば幸いです。

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