「行政書士はやめとけ」の主張を論破!資格を取って良かったこと5選

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行政書士は、法律系資格の登竜門的な位置づけになっているものの、法律初学者では800時~1,000時間以上の学習時間を要すると言われており、誰もが簡単に合格できる試験という訳ではありません。

しかし、これだけの時間や労力を割く必要があるにもかかわらず、ネット上では、行政書士の資格取得に対するネガティブな情報が散見されています。なかには「行政書士はやめとけ!」という意見を少なからず目にします。このことは、これから資格取得を目指している人にとっては、とても気になる点ではないでしょうか?

私が行政書士の資格取得をしたのは、20年以上も昔の話です。その間、独立開業をしたことも、資格を活かして法律事務所へ就職したこともありません。にもかかわらず、20年の間には、行政書士を取って良かったと感じることが多々ありました。そのため「行政書士はやめとけ!」と言われていることに違和感があります。

本記事では、行政書士として働いたことのないにもかかわらず、なぜ、行政書士を取って良かったと感じているのかについて、資格取得から20年以上が経過した筆者が本音を話します。

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こんな方に読んでいただきたい
  • 「行政書士はやめとけ!」と言われる理由を知りたい人
  • 行政書士の資格取得のメリット・デメリットを知りたい人
  • 行政書士資格を取って良かった体験談を聞きたい人
目次

「行政書士はやめとけ」の主張を論破!ネット情報の嘘と本当

ネット上では「行政書士はやめとけ」というネガティブな内容が見受けられますが、その主張は必ずしも正しいとは言えません。ここでは、ネット上でよくみる「行政書士はやめとけ!」の主張に対して、行政書士合格の経験を踏まえて、1つずつ検証していきます。

行政書士資格は恥ずかしい?→行政書士はすごい資格と思われている!

行政書士の資格は、弁護士や司法書士などの法律系資格と比較され、「簡単に取れる資格」「資格を取っても意味がない」として軽視されることがあります。ネット上では「行政書士は恥ずかしい」という極端な意見も見られます。

しかし、これは法律系の難関資格の中での相対的な話であり、行政書士も決して簡単に取れる資格ではありません。世間一般の資格と比較すれば、十分に難易度の高い試験であり、社会的評価の高い国家資格の一つです。

私は行政書士試験に合格してから20年以上経ちますが、仕事やプライベート問わず、周囲の人から一目置かれる機会が多くありました。それは難関資格であることから、一般的なイメージでは「行政書士合格はすごい!」という認識があるからと言えます。

そもそも、「行政書士はやめとけ」などの否定的な意見を持つ人の中には、行政書士の試験を受けたことがない人も含まれます。ネット上の意見を鵜呑みにするのではなく、実際の行政書士の試験内容を確認すれば、簡単に合格できると思う人は少ないでしょう。

行政書士の資格や仕事に興味がある人は、ネガティブな情報は一つの感想や意見として捉え、行政書士のポジティブな情報にも目を向けることをオススメすます。下記の「行政書士合格はすごいのか?資格取得から20年目の真実」では、行政書士合格のポジティブな情報を私の体験談を中心にお伝えしています。

試験の難易度が高すぎる?→誰でも合格できる可能性がある!

行政書士試験に5年以上挑戦しても合格できず、貴重な時間やお金を無駄にしたことを後悔して「行政書士はやめとけ」と考えている方もいます。

実際に法律を初めて学ぶ方にとっては、試験科目の民法や行政法などの聞き慣れない法律用語や条文の解釈に戸惑い、「テキストの内容がまったく頭に入らない」「自分には合格は無理だ」と行政書士試験の難易度の高さに挫折してしまうケースも少なくありません。

特に40代以上の中高年世代にとっては、若い頃のようにスムーズに記憶できない、長時間の勉強に集中力や体力が続かない現実もあります。

しかし、一定の才能がなければ合格できない弁護士や司法書士のような超難関資格とは違い、行政書士は努力や勉強のやり方次第で誰でも合格の可能性がある資格です。法律初学者や中高年世代でも、行政書士試験に挑戦する前から諦める必要はありません。

行政書士は食えない?→年収1,000万以上の開業者も少なくない!

行政書士として開業したものの、思うような収入を得られずに廃業する人もいます。廃業まで至らなくても、多くの行政書士開業者の年収が300万円未満にとどまり、一般的な会社員よりも収入が少なくなることも覚悟しなければいけません。

そんな行政書士開業者の「行政書士はやめとけ」の言葉には一定の説得力があります。実際に行政書士の資格取得を目指している人であれば「行政書士は食えない」という声を聞くことも多いのではないでしょうか。

しかし、独立開業の厳しさは行政書士に限ったことではなく、他の仕事でも独立開業で成功を収める人は限られています。独立開業で失敗する人は、行政書士であることが理由ではなく、事業戦略や営業力に問題があったから「行政書士で食えなかった」という方が適切です。

現実に行政書士開業で年収1,000万円を超えている人も珍しくありません。むしろ、参入障壁のある独占業務資格であり、飲食店等のような仕入れコストもない行政書士開業は、他の仕事で独立開業よりもリスクの少ない仕事と言えるでしょう。

AIの普及で仕事がなくなる?→専門知識や経験を持つ人間の需要は高まる!

近年では、行政書士を目指す人の中には、AIの普及で仕事がなくなるのではと不安を抱く人もいます。行政書士の主要業務となる書類作成はAIの得意分野であることも不安を大きくする一因でしょう。 

しかし、実際に行政機関への提出物や遺言書など、生活に大きな影響を与える書類作成を完全にAIに任せることに抵抗を感じる人は少なくありません。 ネットが普及してから約30年経過した今でも、SNSの利用などのデジタル技術に不安を持つ人は多く、世代が高くなるほど利用率は低下します(出典:令和6年度 総務省 情報通信白書)。

この傾向はAIの利用でも変わることはないため、すべての世代がAIを使いこなすようになるまでには数十年単位の年月が掛かるでしょう。 AIを扱えない中高年世代や重要書類の作成を信頼できる専門家に依頼したい人の需要は多くなることも見込まれるため、独占業務を持つ専門性の高い行政書士の業務はなくなる可能性は低いと言えます。

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行政書士資格を取って良かったこと5選【資格取得から20年以上の体験談】

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行政書士資格を取得して20年以上経過した今、振り返ってみると「取ってよかった」と心から思える瞬間が数多くあります。

資格取得の目的は人それぞれですが、誰でも共通して得られるメリットも多く、生活に役立つ知識を得られることや人生の選択肢を広げることもできる資格です。

ここでは、行政書士の資格を取って良かったと感じたことについて、体験談も交えながら紹介します。

法律リテラシ―が向上する

年齢を重ねれば重ねるほど、仕事でもプライベートでも、契約に関する手続き等重要な判断を求められる契約機会は増えていきます。また、知識不足により直面した問題をさらに大きくしてしまうこともあります。

このときに役立つのが、行政書士で学んだ法律知識です。残念ながら、行政書士の資格取得をしても、税理士でいうところの税金に関する知識のような専門性が身につく訳ではありません。

しかしながら、行政書士の試験科目が、法令科目(基礎法学、憲法、行政法、民法、商法)から、一般知識等(政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解)まで、その科目が多岐に渡っていることから、1つ1つが深く掘り下げた知識とは言えなくても、法律に関係する知識を幅広く身につけることができます。

これにより「これは、あの条文に関係してくることかも?」等、基本的な法律に関する目次が頭の中にできあがります。何かのトラブル等に直面した際、法律に関する目次が頭の中に浮かぶ状態になることで、「んっ?これは、なんとなくヤバいかも・・・」となり「ちょっと調べてみよう」という風に、危ない橋を渡る前に一歩踏みとどまることができるようになるのです。

このなんとなくでも、「ヤバいかも・・・」と感じることができることが、日常の生活におけるさまざまなリスク回避につながる重要な能力につながります。

世の中的にもコンプライアンスを初め、法令に関する知識の需要は高まっています。しかし、そのために法律を勉強するということだけでは、なかなかモチベーションは上がりません。しかし、行政書士の資格取得という目標があれば、その心配も不要です。

行政書士資格を取って良かった体験談➀

私は両親を既に亡くしていますが、父が亡くなった際、私は父の財産を相続放棄しています。父は生前、個人事業主として仕事をしていましたが晩年は順調とはいえず、自己破産をしたこともありました。

すでに復権はしていたものの、当然のことながら、父に財産はなく、あるとすれば借金等の負の遺産。しかし、亡くなった直後に父に借金があるのか知る由はありませんでした。

自己破産後に借金をするようなことはなかったものの、唯一気になっていたのは父が自己破産前に誰かの連帯保証人になっていないかということ(連帯保証人は相続者にも承継されます)。個人事業主だった父は、同業者との付き合いも多く、その可能性があったのです。

このような事実を踏まえて、私は相続放棄という手段を選択します。結果としては、父の死後、1年以上経過した現在まで、父に対して支払催促等の通知はありませんが、連帯保証人の債権者は、いつどのように現れるかわかりません。

わずかな可能性とはいえ、人生を破綻しかねないリスクを断つことができたことはよかったと思っており、行政書士の知識がなければ、このような判断をすることはできなかったと考えています。

収入を増やす手段が増える

行政書士の資格取得をする理由として、独立開業して一国一城の主になりたいと考える方は多いでしょう。実際に行政書士資格は、比較的開業しやすい資格といわれています。最近では、副業ブームもあり会社員をしながら週末開業を選択肢に考えている人も増えています。

しかし、行政書士で「金を稼ぐ」のは、必ずしも独立開業の手段だけではありません。行政書士という肩書きを手に入れることで、信頼性や権威性を身につけることができます。

クラウドワークス等でのライターとして、またブログやSNS等の情報発信者として、行政書士の肩書きは有効な「金を稼ぐ武器」となります。

会社員等の1つの収入源だけでなく、収入を増やす手段が複数あるということは、現在の不安定なご時世の中で、リスクヘッジとして大きなメリットになります。

行政書士資格を取って良かった体験談➁

私は現在、行政書士として開業準備中ですが、行政書士だけで食べていこうとは考えていません。それは、行政書士で開業しても、すぐに稼げるような甘い世界ではないということもありますが、行政書士としての仕事以外でも稼ぐ手段はあると考えているからです。

今こうして、行政書士に関するブログを書いていることも、その一つ。行政書士という資格取得をしたからこそ書くことができるブログなのです。行政書士という立場を活かしブログ運営していることは、クラウドワークス等の案件獲得においても優位に働くことが期待できます。

事実として、現役の行政書士はもちろん、元行政書士や行政書士開業予定者等、行政書士の名がついたライターが数多く存在しており、行政書士だけでなく、ライター業も視野に入れることもできます。

自己肯定感が強くなる

国家資格で8大士業の1つでもある行政政書士の資格取得には、短くても半年から1年、長ければ2年以上かかる人も少なくありません。それだけの労力を費やした結果として資格取得ができれば、その喜びや達成感は格別なものがあります。

難関資格に合格することは、学歴に自信がない人やこれといって誇れるものがない人にとって、自己肯定感が強くなるきっかけとなります。

特に行政書士の資格取得という目標を掲げ、年間の受験計画を練り、自分の持っている最大限の時間を注いで手にしたものであれば、その過程も含め、その後の人生において貴重な経験となるでしょう。

行政書士資格を取って良かった体験談③

私の周りには行政書士という資格の存在は知っていても、行政書士の資格難易度や何をする人なのかを理解している人はいませんでした。もちろん、資格関係のネット界隈で、よく出没する行政書士を卑下する輩も存在しません。

その結果、国家資格であり、しかも士業というだけで「すごい!」という捉え方をしてくれる人が多くいました。このことが良い悪いは別にして、少なくとも資格を持っていることに対して「すごい!」と言われて悪い気がする人はいないでしょう。

安直な考えとはいえ、資格取得ということに対して他人から認めてもらえることは、自己肯定感の向上に良い影響を与えてくれました。

学習意欲が高まる

行政書士の資格取得のためには、多くの法律や条文に触れる必要があります。そして、受験科目の1つでもある一般常識では、世の中の流れにも意識を向けて学習をしなければなりません。

日常の生活で法律知識が必要になるときはもちろん、法改正や事件事故等のニュースにおいても、特に法律が関係するものには、自然と頭の中に「なぜ?」という意識が生まれます。この意識は、行政書士の資格取得前にはあまりなかった感覚でした。

法律リテラシーの向上の中でも触れましたが、行政書士の資格取得により頭の中に基本的な法律に関する目次ができあがります。これにより、法律に関係する情報感度も強くなったことがその要因でしょう。結果として、目次の先にあるより深い知識を求めたくなるのです。そして「なぜ?」を解消するために、さらに上の資格取得も視野に学ぶ意欲が高まっていきます。

行政書士資格を取って良かった体験談④

行政書士の資格取得をして間もなく、私は社会保険労務士資格に興味を持った時期があります。これは、行政書士の資格取得をしたことで、さらに知識をアップデートしたいという欲求が高まったからです。

それは行政書士の資格勉強で培った下地があることで、資格試験に挑戦することはもちろん、勉強することに対する抵抗感が少なかったこともあります。

残念ながら、社会保険労務士の受験は、実力不足と当時のアルバイト先から社員採用をしていただけるとの話があり断念することになりましたが、その後も法律に関することに興味を持ち続けることができていることは、大きな財産となっています。

私は現在50歳を目前にして、行政書士の実務を学ぶため、法律を学ぶ人なら知らない人はいない伊藤塾の受講生となっています。
行政書士開業を目指しているなら、実務の勉強も欠かせません。下記の記事では、実務面の不安を払拭するオススメの行政書士実務講座を紹介しています。

自己評価のモノサシができる

行政書士合格までには、一般的に800〜1,000時間の学習が必要とされています。この目安を自分の実際の学習時間と比較することで、自分の学習能力や集中力を客観的に把握するための「モノサシ」として活用できます。

実際に「自分自身が合格までにかかった時間はどのくらいだったのか」「行政書士の資格取得が簡単に思えたのか。それとも難しいと感じたのか」等、行政書士資格を通じて、次のステップへの道筋を推し量ることができます。

たとえば、司法書士や社会保険労務士ど、より難易度の高い資格に挑戦する際にも、行政書士試験の学習経験が指標となります。闇雲に難関資格に挑戦して挫折するのではなく、現実的な計画を立てやすくなるでしょう。

行政書士資格を取って良かった体験談⑤

前述した行政書士資格を取って良かった体験談④の中で、社会保険労務士に挑戦しようとしたことをお伝えしましたが、なぜ社会保険労務士を受験しようと思ったのかといえば、1つはステップアップするため。もう1つは、社会保険労務士なら自分の能力でもなんとかなると思ったからです。

行政書士の資格取得したときに要した時間は、ほぼ平均程度。めちゃくちゃ苦労して…という訳ではありませんでしたが、簡単な試験ではないと感じました。このことを踏まえて、次のステップを考えたときに思い浮かんだのは以下のことでした。

  • 弁護士は確実に無理
  • 司法書士は可能性としてあるかもしれないが、時間をかければ確実に取れる保証はない
  • 社会保険労務士なら、時間さえかければ取ることは可能

あまりに安直過ぎるかもしれませんが、自分の能力を見極めることができず、資格試験に多くの時間を費やし、結果合格することができず、人生を棒に振ったという話は珍しくありません。

資格試験に限った話ではありませんが、自分の能力がどれほどのものかをしっかり理解しておくことは、30年近くの以上の社会人経験を積んできたからこそ、重要ではないかと感じています。

資格取得から20年がたった今だからこそ感じる行政書士のメリットを5つ紹介しましたが、もう一つ加えるとすれば、一生モノの資格であるということ。
だからこそ、私は50歳を目前にして会社を辞め、行政書士開業を決意することになります。下記の記事では、その経緯について説明しています。よろしければご覧ください。

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受験前に知っておきたい!行政書士試験に挑戦する注意点

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行政書士資格の取得には多くのメリットがありますが、必ずしも良い面だけとは限りません。試験に挑戦する前に、知っておくべき注意点もあります。

「行政書士を取って良かった!」という声だけを信じて後悔することのないように、資格に挑戦するデメリットについても詳しくお伝えします。

資格取得には金も時間もかかる

行政書士は独学でも十分に合格できる資格です。しかし、当然のことながら教材等、最低限の受験勉強のための費用は必要です。参考書や過去問程度であれば、書籍代で1万円もかかりませんが、現実的には理解が足りない部分を補足するために、新たな書籍の購入や模擬試験を受けるための費用等が必要となります。

ちなみに私は独学で合格をすることができましたが、実際には多くの教材を購入しており、効率的に学ぶのであれば、資格学校を利用した方が結果的には安く済んでいたかもしれません。

また、必要最低限の費用で済ませようとすると十分に理解が進まずに合格できず、もう1年資格勉強のために新たな金と時間を費やすことにもなりかねません。いずれにしても、金も時間もある程度かかることは覚悟しておく必要があります。

就職にマイナスになる可能性がある

よく行政書士資格取得のメリットの1つとして、就職活動に有利になることが言われることがありますが、必ずしもそういうわけではありません。実際はむしろデメリットになる可能性すらあります。

そもそもパソコンや簿記等のスキルとは異なり、法務部があるような大手企業でなければ、法律系の資格を活かせる部署は少なく、履歴書の資格欄に「行政書士」と記入してもアピール材料とはなりません。私自身も就職時の面接で行政書士の有資格者であることに対して、特に触れられることはありませんでした。

私自身は採用側として履歴書を見る機会も多くありましたが、正直なところ、法律系の有資格者は敬遠したい気持ちがありました。それは、雇用契約に関すること等の法律知識を持っていることで、会社側としては扱いにくい存在になりかねないからです。

もちろん、最終的には個人の人間性や能力によるところが大きいですが、面接の席で給与報酬や休日等の当たり前の質問をしても、「ちょっと面倒なにヤツかもしれない」と受け取られかねません。そのため、少なくとも行政書士の有資格者であることが就職に有利になるということは考えない方が無難です。

資格取得が目的になってしまう

行政書士の資格取得は誰にでも挑戦できる資格ですが、逆に言うと明確な目的がないままに挑戦する人が多い資格でもあります。

私自身は、行政書士の資格取得直後は「行政書士資格だけでは足りない」という根拠のない理由から、同じ士業のダブルライセンスの取得のために勉強を始めることになります。

結果として、司法書士や社会保険労務士の資格取得を目指したものの挫折。結局のところ、「行政書士を取って何をしたいのか」というもっとも大切な目的が定まっていなかったため無駄な時間を使うことになりました。

私のようにならないために、行政書士の資格取得は「独立開業のためなのか」「次の資格取得のためのステップなのか」「法律知識を深めたいからなのか」等を意識しながら資格取得に臨むことで、資格取得が目的になるデメリットを防ぐことができます。

行政書士の資格取得の目的が、行政書士開業としっかり定まっているのであれば、わざわざ遠回りして他士業の資格を目指す必要はないと感じています。行政書士資格一本で開業をオススメする理由については下記の記事で詳しくお伝えしています。

行政書士の資格取得の目的が、行政書士開業としっかり定まっているのであれば、わざわざ遠回りして他士業の資格を目指す必要はないと感じています。行政書士資格一本で開業をオススメする理由については下記の記事で詳しくお伝えしています。

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まとめ:ネット情報に惑わされるな!行政書士は取って良かった一生モノの資格

行政書士資格について、ネット上では「恥ずかしい」「難易度が高い」「食えない」などに加え、最近では「AIの普及で仕事がなくなる」といったネガティブな情報が溢れています。

しかし、その多くは明確な根拠はなく、行政書士資格取得には多くのメリットがあります。行政書士に合格してから20年以上経過した私の体験談として、資格を取って良かったと思える理由は以下のとおり。

  • 法律リテラシーが向上する
  • 収入を増やす手段が増える
  • 自己肯定感が強くなる
  • 学習意欲が高まる
  • 自己評価のモノサシができる

また、これから行政書士試験に挑戦する人のために注意点を挙げるとすれば、以下の3点になります。

  • 資格取得には金も時間もかかる
  • 就職にマイナスになる可能性がある
  • 資格取得が目的になってしまう

いずれも行政書士の資格取得によって得られるメリットと比較すれば些細なものです。50歳を目前にして開業の道を選ぶことができたのも行政書士資格があったからこそ。まさに一生モノの資格です。今まさに行政書士の資格取得を目指している方にとって、少しでもモチベーションの向上につながれば幸いです。

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