ニート生活中に行政書士に興味を持ったけれど「法律の勉強なんてしたことがない…」「難しそうだから合格できないかも…」と試験を受けることを躊躇していませんか？
私自身も学生時代には3年間の不登校を経験し、社会人になってからも約1年半のニート生活を送っていました。「このまま社会復帰できないのではないか」と何事にもネガティブになっていた時期もあります。しかし、行政書士試験の挑戦をきっかけに失いかけていた自信を取り戻すことができました。
行政書士試験は、学歴や経験等を問わず誰でも受験可能です。法律をはじめて勉強する人にも向いている資格のため、「難しそうだから」と挑戦を諦める必要はありません。社会的にも評価が高い難関資格への挑戦は、家に引きこもりがちでダラダラと過ごしていた自分を大きく変えるきっかけを与えてくれます。
本記事では、「何もやりたいことがない…」とニート生活が続いている人に向けて、行政書士をおすすめする8つの理由を詳しく解説します。かつてニートだった私自身の経験をもとに、行政書士資格の魅力をお伝えしますので「ニート生活から抜け出したい！」と思っているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
ニート生活から脱却！行政書士をおすすめする8つの理由
まずは、数ある難関資格のなかでも、ニート生活から抜け出すために行政書士をおすすめする理由について、私自身の体験談も交えながら解説します。
行政書士合格の目標を持つことで生活習慣が変わる
ニート生活が長引くと、昼夜逆転したり、ゲームや動画に没頭して気づけば一日が終わってしまうこともあります。目標のない日々は、社会復帰へのモチベーションも奪います。
私は行政書士試験の合格という明確な目標を持つことで、ニートのダラダラした生活を変えることができました。試験に向けて「朝6時に起きて勉強を始める」「今日中にテキストを30ページ進める」といった具体的な計画を立てることにより、自然と生活リズムも整っていったのです。
行政書士試験は年に一度しか実施されません。「今回落ちたら、また一年間も勉強を続けなければいけない」という緊張感は、試験勉強の集中力にもつながり、ニートの不規則になりがちな生活習慣を改めるきっかけになります。
学歴や経験を問わず誰でも受験可能
行政書士試験は、学歴や経験を問わず誰でも受験できる国家資格です(出典：一般財団法人行政書士試験研究センター)。多くの資格試験では受験資格として特定の学歴や実務経験が求められることがありますが、行政書士試験はそれらの制限が一切なく、幅広い年齢層の人が挑戦できるのも特徴です。
そのため、高校や大学を卒業せずに過去に職歴がない場合でも、行政書士試験に申し込むことが可能です。会社員に馴染めず挫折してキャリアを中断した人でも新たな道を切り開くチャンスを得ることができます。
「行政書士資格を取りたいけど学歴や経験がないから難しいのでは？」と疑問を感じる人でも、行政書士なら問題なく挑戦できます。簡単に資格取得はできませんが、勉強を続ければ誰でも合格できる可能性がある点も魅力です。
努力次第で独学でも合格できる
行政書士は難関資格の一つとされていますが、法律初学者でも地道に努力を続ければ、独学でも十分合格を目指せる資格です。
一般的に合格するまでに必要とされる勉強時間は約800〜1,000時間と言われているため、長期的な学習計画が必要です。しかし、十分過ぎるほど時間があるニート生活であれば「勉強する時間がない」と焦る必要もありません。
会社員のように勉強時間が限られているなかでは、合格するためだけの詰め込み学習になりがちですが、ニート生活なら自分のペースでじっくりと法律知識を身に付けることができるでしょう。
SNSやブログを通じて仲間や情報を見つけやすい
ニート生活が続くと、人との交流に苦手意識を持ちやすくなり、家に引きこもり状態が続くことも珍しくありません。そんな状況でも、行政書士試験の勉強をきっかけにして、人とのつながりを作るチャンスが生まれます。
SNSやブログを活用すれば、自宅にいながら同じ目標を持つ仲間と出会い、情報交換しながら勉強を進めることができます。行政書士は人気の国家資格であり、多くの人が試験勉強のノウハウや体験談がネットを通じて発信されていることもポイントです。
行政書士合格を目指す同じ仲間との交流によって、モチベーションが維持できるだけでなく、自然と人付き合いのリハビリにもつながるため、社会復帰への足がかりにもなるでしょう。
ニート生活の理由作りができる
ニート生活を長く送っていると、就職活動などで履歴書の空白期間を指摘されることがあります。しかし、行政書士試験の勉強をしていたことを伝えることで、ニート期間のマイナスイメージを払拭することが可能です。
私自身も就職の面接で、ニート時代の空白期間について指摘されることがありました。しかし、「行政書士試験の勉強をしていました」と回答することで、採用担当者からそれ以上の突っ込みを受けることなく、無事面接に合格できたのです。
このような捉え方をしてもらえるのは、長期間の勉強が必要となる難関資格だからこそ。一般的に「行政書士合格はすごい！」と認識されているからでしょう。
行政書士資格が仕事の可能性を広げる
ニート生活では目的や目標を見いだせないことが多く、社会復帰するために「何をすればよいのか分からない」と迷いがちです。しかし、行政書士試験の勉強を始めることで、将来の仕事の選択肢を見つけるきっかけになることがあります。
行政書士の業務は士業の中でも幅広く、犬や猫が好きならペット法務、機械いじりや映像制作に興味があるならドローン申請など、自分の趣味を活かして仕事につなげることも可能です。さらには専門性が求められる法律系のWebライターとしての活動など、仕事は行政書士業務に限定されず多岐に渡ります。
「資格を取ってどうする？」と目的が定まっていなくても、学習を通じて得た知識が将来の仕事につながることがあります。行政書士試験に挑戦することで、自分に合った仕事を見つけられるかもしれません。
自分のペースで働くことができる
ニートになる人は、組織に馴染むのが苦手で人間関係のストレスを避けたい人が多いのではないでしょうか。行政書士の資格を取得すると、独立開業や在宅ワークなど会社に属さずに働く選択肢が広がります。
独立開業をすれば、自分のペースで仕事ができ、会社のルールに縛られずに働けます。さらに、行政書士業務だけでなく、法律の知識を活かしてWebライターやブログ運営など、在宅での副業につなげることも可能です。
実際に収入以上に職場環境を重視する人は少なくありません。自由な働き方を希望する人にとって、行政書士の資格取得は大きな武器になると言えるでしょう。
自己肯定感が大きく向上する
ニート生活が続くと「自分はダメな人間だ…」「この先どうすればいいんだろう…」と不安を抱え、自信を失ってしまうことがあります。
しかし、難関資格の行政書士試験に合格することで、「やればできる！」という確かな自信が生まれ、自己肯定感が大きく向上します。
法律の専門知識を身につけることで、社会貢献できる道筋も見えるようになり、自分の価値を実感できるようになります。行政書士に合格することは、ニート生活をしている不安を払拭し、人生を前向きに変えるきっかけを与えてくれます。
ニートから早く抜け出すための行政書士合格のコツ
行政書士の資格を取って、早くニート生活を抜け出したいと思っているなら、資格勉強のポイントを押さえることが重要です。ここでは、無理に勉強に取り組んで挫折することがないように、行政書士に合格するためのコツを紹介します。
余裕を持った合格までのスケジュールを組む
行政書士試験に合格するためには、焦らず長期的なスケジュールを立てることが重要です。ニートで時間に余裕があるからといって、短期間での合格を目指すのはおすすめできません。
行政書士試験は想像以上に難易度が高く、一つひとつの知識を体系的に理解することが求められるため、合格を急ぐと「やっぱり私には無理だ…」と途中で挫折する可能性が高まります。
一日でも勉強をスケジュール通りに進められなくなると、急速に合格へのモチベーションが失われるのは、よくある挫折のパターンです。そのため、スケジュールは予備日を多めに作り、思うように勉強が進まなくても気持ちに余裕が持てるようにしましょう。
テキストを完全に理解するのは諦める
行政書士試験のテキストは非常に分厚く、すべてを完璧に理解しようとすると、膨大な時間がかかります。ニート生活から早く抜け出すために合格を目指すのであれば、まずはテキスト全体をざっくりと把握することを意識しましょう。
難解な法律用語や条文解釈など理解できない箇所も、テキストを何周も繰り返し読み込んでいくうちに自然と理解は深まっていきます。
たとえ理解が不十分だったとしても、行政書士試験は絶対評価のため、決められた基準点を上回れば合格できる資格です。テキストを完全に理解するのは合格の目途が経ってからでも遅くありません。
勉強の息抜きの時間を十分にとる
ニート生活が長くなると、勉強を継続することに慣れていないため、無理をするとすぐに挫折しがちです。長時間勉強を続けると疲れが溜まり、モチベーションが低下してしまうことも少なくありません。
そのため、好きな動画やゲームを思いっきり楽しむ日を作るなど、勉強だけの生活ではなく、適度に息抜きをしてメリハリをつけることも大切です。
また、勉強中の集中力を持続させる方法として「ポモドーロ・テクニック」を活用するのもおすすめです。25分勉強したら強制的に5分の休憩を繰り返すことで、集中力を保ちやすくなります。上手に休憩を取りながら、自分に合ったペースで勉強を進めてください。
過去問や模試の点数が悪くても落ち込まない
行政書士試験の勉強をしていると、過去問や模試の点数が思うように伸びず、「やっぱり自分は合格するのは難しいかも…」と不安になることもあります。特にニート期間が長く久々に勉強に向きあった場合、その感覚はより強くなるかもしれません。
しかし、過去問や模試で間違った箇所は「どこが理解できていないか」を教えてくれる貴重なヒントです。苦手分野を把握することで、本番までに克服するチャンスが得られます。
間違った箇所は一度理解したつもりでも、同じミスを繰り返しやすいため、間違った箇所だけを編集したオリジナル問題集を作成するのも効果的です。
独学にこだわらず通信講座の利用も検討する
「独学で頑張りたい」という気持ちも大切ですが、ニート生活でしばらく勉強から離れていた場合は、通信講座の活用が賢明です。独学では把握しにくい試験のスケジュール感や最新の出題傾向、重点的に学ぶべきポイントを、効率よく学べるのが通信講座の強みです。
なかでもスマホで講義を視聴したり、アプリで問題演習をしたりできる通信講座は、勉強へのハードルを下げる効果があります。特にスマホでYouTube動画ばかり見ていた人には、自然と勉強に入り込みやすくなる効果も期待できます。
行政書士試験は人気の資格で、多くの通信講座が提供されています。有名講師の分かりやすい授業や、費用を抑えたリーズナブルな講座など、自分のスタイルに合ったものを選べるのもメリットです。無理に独学にこだわらず、通信講座を活用することが合格への近道となるでしょう。
まとめ：ニート生活から一発逆転！行政書士に合格して人生を変えよう！
長いニート生活を送っていると、「このままではいけない」と考えながらも、なかなか行動を起こせずに時間だけが過ぎてしまうことがあります。そんなときに、行政書士試験に挑戦することは、ニート生活から抜け出すきっかけとなります。
行政書士に挑戦することは、必ずしも合格して資格を取ることだけが目的ではありません。行政書士に挑戦する過程で生活習慣が整い、ダラダラした毎日に少しずつリズムが生まれます。スケジュールに沿って勉強を続けることで、難関資格の行政書士の問題を解けるようになれば、社会復帰への自信にもつながります。
少しでも行政書士に興味を持ったなら、行政書士の試験内容や業務をさらに詳しく調べてみてください。もしかしたら、その行動が人生を大きく変える転機となるかもしれません。