これだけでOK!なつかない猫をなつかせるために効果的な3つの方法【保護猫がなつくまでの期間も紹介】

キャットケージ内にいるしらす&にぼし


 この記事を目にしてくれた方は、猫を迎え入れたにもかかわらず、思い描いていた猫とのモフモフ生活はどこへやら、猫と目が合うたびにシャーシャーを連発され、猫を飼っていくことに心が折れかけている方ではないでしょうか。
 私自身も、まさに心が一度折れかけた一人です。猫を飼うことに対する知識がないにもかかわらず、庭に迷い込んできた2匹の子猫を保護。それから約1年間、猫にまったく相手にされないままでしたが、今では保護当時がウソのように猫との距離は縮まっています。
 どのようにして、私が猫との距離を縮めていったのか。実体験をもとに、なつかない猫をなつかせるために効果的だった3つの方法について、それぞれの具体的なやり方を交えながら紹介します。

こんな人に読んでもらいたい
  •  飼い始めた猫がなついてくれずに困っている人
  •  なついてくれない猫がなついてくれた具体的方法を知りたい人
  •  猫がなついてくれるまでにどれくらいの期間が掛かったのか知りたい人 
おじさん
おじさん
しらすとにぼしは、なかなかおじさんになついてくれなかったよね。本当に大変だったんだよ
にぼし♀
にぼし♀
おじさんが、いつもジロジロみて、鬱陶しいくらいにつきまとうからでしょ
しらす♂
しらす♂
そうだよ。僕たちは、おじさんのことを悪い人だと思ったんだ
おじさん
おじさん
でも、悪い人じゃなかったでしょ?
にぼし♀
にぼし♀
それは、どうかな・・・
しらす♂
しらす♂
毎日ちゅーるをくれないから、悪い人だよ。毎日ちゅーるをくれたらいい人にしてあげる
おじさん
おじさん
しらすとにぼしの健康のために、ちゅーるは3日に1度にしているんだよ
にぼし♀
にぼし♀
やっぱり、おじさんは悪い人だね
しらす♂
しらす♂
そうだね、またシャーシャー言わないとね
おじさん
おじさん
もう、ワガママなことは言わないでよ

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猫がなつかなかった理由

 猫を迎え入れた直後は、猫の生活環境をできるだけ良くしてあげようという思いから、猫用のベットにキャットタワー、高価なおもちゃ等など、猫が興味を示してくれそうなものをネットで検索しては、次から次へとポチッと購入なんてことを繰り返していました。
 しかし、高いお金を払った猫グッズにも、ウチの保護猫2匹は近づきすらせず、知らぬ間に猫にとって落ちつかない環境を作っていたのです。
 それだけではありません。猫になついてほしい気持ちが強いければ強いほど、猫に対するお節介度は増していきます。猫の前で新しく購入したおもちゃを使って近寄っては「シャー!」と一蹴され、おやつに大好きなちゅ~るを用意しても、猫の警戒心はMAXのまま、心を開いてくれることはありませんでした。つまり私は、猫からすればテリトリーに勝手に踏み込んでくるただの恐い人間でしかなかったのです。
 そうなると悲しいかな、人間も猫に対して心を閉ざしていきます。まさに心が折れて、猫の接し方がわからなくなってしまうのです。そして、猫にますます嫌われることを恐れて、可愛くて仕方ないはずの猫に近づくことを躊躇してしまうようになるのです。

 以上、私の経験談から猫がなつかなかった理由をまとめてみると…

  • 猫にとって落ち着かない環境をつくっていた
  • 猫のお節介おじさんになっていた
  • 心が折れて猫との接し方が消極的になり過ぎていた

 猫にとっては、どれも迷惑な話です。猫が好きで飼い始めて、自分が良いと思った猫グッズを買い与えて、猫のテリトリーを犯し、結果、これ以上嫌われたくない気持ちから、猫に消極的になってしまう…
 要するに猫の気持ちを考えず、自分本位の接し方をしてしまったということです。

なつかない猫をなつかせるために効果的な3つの方法  

 猫がなつかなかった理由を踏まえて、少しでも猫との距離を縮めるために試した方法があります。どれも当たり前のことかもしれませんが、それを根気よく続けることが何よりも大切です。そして、当たり前なことだからこそ、やや抽象的になりがちな猫との接し方について、実際に行った具体的な方法で説明していきます。 

1 猫が安心できる環境をつくる

 悲しいことですが、なついていない猫にとって私(飼い主)は敵でしかありません。そのため、できるだけ猫にとっての敵としか思われていない私に対して、いつでも距離がとれる環境を作ってあげることを考えました。猫が危険対象である私への恐怖を減らすために行ったことが次にあげる方法になります。

猫が隠れることができる場所として室内に段ボール箱をたくさん置いた

 箱買いしたキャットフードの段ボールを初め、家にある段ボールを部屋中に並べるように置きました。どこに猫が隠れているのかわからなくなる不安はあるものの、猫にとってはそれの方が好都合な訳です。
 高いお金を払って購入した猫用ベットには目もくれず、猫用ベットが入っていた段ボールの中で猫が丸まっているというのはよくある話。それだけ、猫は段ボール好きでもあります。保温機能と爪とぎ機能も備えている段ボールは、猫の生活環境を大きく向上するアイテムです。

毛布やバスタオルで猫の目隠しをした

 猫が身を隠す場所をさらに快適にするために、キャットケージ等、猫が日頃多くいる場所に毛布やバスタオルで目隠しをしました。不意に猫が私と目が合うことで恐怖を感じることがないようにするためです。
 毛布の隙間から、猫がこちらを窺うような視線を感じたとしても、そこはグッと我慢。可能な限り猫とは視線を合わせないようにすることで、猫の危険対象でないことを無言でアピール…な感じです。

猫が逃げ込むスペースには近づいたり覗き込んだりしないようにした

 猫に恐怖を与えないように気を付けていても、なぜか急に猫がパニックになり、部屋中を暴れまわるようにして隠れてしまうことがあります。
 そんなときは、猫の様子を確かめたくなりますが、ここもグッとひたすら我慢。猫が逃げ込んだスペースには近寄らず、猫が落ち着いて自然と顔を出してくれるまでゆっくりと待ちましょう。

2 猫の世話人に徹する

 猫がなついてくれるまでは、可能な限り自分の存在を消すことは大切ですが、それだけでは猫との距離を縮めることはできません。そのため、次の一手として、飼い主が役に立つ存在であることを猫に認識してもらうことが必要になります。
 とにかく、猫にとって望ましいことをやってくれるおじさんと認識してもらうために、ひたすら己を消して、次のことをやり続けました。猫にとっての従順な下僕となることは、猫になついてもらうためには欠かせないことです。

餌やりおじさんになる

 どんなに猫から嫌われていても、唯一猫との接点を持てるものが餌やりに他なりません。しかし、ここでも猫を撫でようとしたり、猫が食べるまで様子をじっと窺っていたりするのは厳禁です。あくまで、猫が神経を使うことなく、食べてくれるように淡々と餌を用意するのみです。
 この餌やりでのポイントが、明確に時間を決めて行うこと。私の場合は、猫の餌やり時間をスマホのタイマーにセットし、可能な限り時間に遅れることなく餌やりを行いました。すると、餌やりの時間近くになると、猫がソワソワし始め、タイマー音がなったとたんに保護猫2匹での餌くれ「ニャーニャー」の合唱をするようになりました。

お掃除おじさんになる

 猫はキレイ好きの生き物ということはよく言われます。そのため、猫の生活空間を清潔に保つことは、猫に気に入られるためにも重要なお仕事の1つです。なかでも、トイレ掃除は、こまめに行わなければなりません。キレイなトイレでなければ、排せつを我慢してしまう猫もいることから、猫の健康を考える上でも必須の作業です。
 猫が排せつ後、トイレ掃除をしていると猫が遠くから様子を窺っていることも、よくある光景です。世話人がしっかり仕事をしているか確かめているようでもあります。いずれにしても、猫が飼い主の行動を観察しています。猫に立派な世話人として認められるように、猫が気持ちよく生活できる環境を整備してあげましょう。

窓開けおじさんになる(猫がやりたいことに協力してあげる)

 ウチの保護猫2匹は窓の外を眺めるのが大好きです。そのため、今では窓が閉まっていると「窓を開けろ!」とニャーニャーと指示をしてくることもしばしば。もちろん、逃走予防のために網戸等はしっかり施錠していますが、窓を開けてあげると外の風が入るのが気持ちよいのか、しばらく外気にあたりながら外の様子を眺めています。
 まったくなついていない頃も、カーテンに隠れて窓際にいることが多かったため、なるべく猫を刺激しないように窓を開けてあげるようにしていました。今は当たり前のようになった窓開けの「ニャーニャー」が始まったのは、その過程があったからかもしれません。
 もちろん、窓開けが必要ということではなく、猫がやりたいことに対しての協力者になってあげることが大事ということです。ボールのおもちゃで遊ぶことが好きな猫であれば、さりげなくボールを転がしてあげるとか(さりげなくがポイントです)、ドアを開けたい様子があれば、すぐにドアを開けてあげる等、ただの恐い人から、優しい猫の協力者になることで、猫との関係性は一気に縮めることができます。 

3 なるべく猫のそばにいる

 猫に無暗に近づくことは猫の信頼関係を崩してしまう原因になる一方で、まったく猫に近づかないといつまでも猫は心を開いてくれません。最低限のお世話をするととともに、猫の生活空間にともにいてあげることが大切です。空気のように猫のそばにいる感じで。

休日や帰宅後は、猫と一緒にいる時間を増やす

 私自身は、猫がなかなかなついてくれないため、少しずつ自ら身を引くように猫との接する時間を減らしてしまいましたが、結果的に猫との距離は離れていくばかりでした。そのため、先述した猫が安心できる環境をつくり、猫の世話人に徹するほかは、ただひたすらに猫のそばにいる時間を増やしました。
 私が実際に行った猫と一緒にいる時間を増やす具体的な方法は次の3つです。

  1. 早く会社から帰って、猫と一緒にいる時間を増やす
  2. 休日に予定は入れず、猫と一緒にいる時間を増やす
  3. 会社を辞めて、猫と一緒にいる時間を増やす

 ①と②は、もちろんできる範囲での話になります。そして③については、言わずもがなオススメはしません。①と②を実行するだけでも十分に猫との距離を縮める効果はありました。

猫が自ら近づいてくれるようにホットカーペットを置く

 意外に効果があった方法として、家にいるときに自分自身がよくいる場所から見える範囲に猫用のホットカーペットを置いたことです。もちろん、夏場は猫用ひんやりカーペットで代用できます。
 猫の視野に常に私(飼い主)がいる状況を増やすことで、私を見るだけでどこかへ隠れていた猫が、私が近くにいても、いつのまにかホットカーペットの上でゴロンとするようになりました。
 猫用ホットカーペットやひんやりマットの気持ちよさが、猫の警戒心を和らげてくれたのかもしれません。

そばに猫がきても不快に感じないように同じ匂いの服を着る

 「同じ匂いの服を着る???」となるかもしれませんが、別に不潔な服を着るということではありません。猫は匂いに敏感な生き物です。せっかく猫との関係性を築き上げても、他の猫の匂いはもってのほか、普段とは違う匂いを纏った服を着ているだけでも猫は警戒します。
 私自身の経験として、衣替えでいつもと違う部屋着で猫のいる部屋に入った瞬間、猫がパニックになったようにどこかへ隠れてしまいました。
 そのため衣替えの季節等、普段と違う匂いを猫に感じ取らせることがないように、衣替えの時に使用する服はあらかじめ猫のいる部屋において慣らしておく等、ちょっとした工夫が必要です。
 もちろん、猫カフェ等で浮気をするのも厳禁。万一、ちょっとした心の隙間から他の猫と浮気をしてしまったとしても、しっかりと服や身体に付いた匂いを消すように注意しましょう。

なつかない猫がなつくまでの期間 

 これまで紹介した猫をなつかせる具体的な方法を試した場合、実際に「猫はどのくらいの期間でなつくのか?」と問われた場合、回答は猫の性格によるとしか答えられません。それは、性別や猫種や育ってきた環境等によって、猫の性格は大きく異なるためです。
 しかし、あくまでも私自身の経験でいえば、なつかない猫がなつくまでの期間は約1年かかりました。2匹いる保護猫のうち、オス猫はもうデレデレの甘えん坊猫になっています。その一方で、メス猫は警戒心が強くやっと身体に触らせてくれるようになった程度です。とはいえ、少なくとも、これまで紹介した方法を継続してきた結果として、明らかに猫との距離は縮まっています。
 早く猫になついてもらいたい気持ちはわかりますが、これまでにも書いたとおり、 猫の気持ちを考えず、自分本位の接し方をしてしまうことは、猫をなつかせるためにはもっともしてはいけない行為です。
 気まぐれな猫の気持ちがこちらに向いてくれるまで、焦ることなくじっくりその時を待ちましょう。 

 一人暮らしで独身かつ男性となれば、猫を飼うハードルは高くなります。そんな高いハードルを乗り越え、2匹の保護猫と暮らす私が、これまでの体験談をもとに猫&飼い主が幸せになれる猫の飼い方について、時系列で解説しています。猫カテゴリーのまとめ記事として、是非お読みください。

「中高年から始める猫との暮らし」文字イラスト
【中高年から始める猫との暮らし】猫&飼い主を幸せにする猫の飼い方一人暮らし独身で猫を飼いたいと思っている中高年世代は必見!50歳間近で2匹の野良猫を保護した体験談をもとに、猫を飼い始める前から現在に至るまでの心境の変化を交えて、猫の飼い方についてのお役立ち情報をお届けします。...

おわりに~それでもなつかない猫はいるけれど…~

 猫に関する書籍やネットの情報を見ている限り、猫の性格等によって人間になつかない猫は一定数いるようです。しかし、なつかない猫がかわいくない猫かと言われれば、決してそんなことはありません。
 私は猫がなつくまでの期間に約1年かかっていますが、猫がなついてくれない期間も今思えばとても楽しい時間でもありました。警戒心の塊だった猫が、少しずつ、少しずつ、距離を縮めてくれる感じがなんてもいえず愛おしいのです。その感覚は、なついてくれない猫でなければ感じることはできない体験でした。
 今でも2匹の保護猫のうちメス猫の方は、ツンデレ激しく、いまだになついたとは言えない状況ですが、たまに身体を触らせてくれるときは格別に喜びを感じます。
 なつかない猫にはなつかない猫なりの「カワイイ」があります。今現在、なつかない猫に心が折れかけている方も、なつかない猫なりの「カワイイ」を感じ取ってあげてください。
そうすれば、いつのまにかデレデレ甘えん坊猫に豹変するかもしれません。そんな気まぐれな性格こそが猫の最大の魅力でもあるのです。

 私の飼っている2匹の猫は、保護当初と比べれば随分なついてくれてはいますが、いまだに私の姿をみるとなぜか急にどこかへ隠れてしまうことがあります。まだ完全に信頼されていないのかもしれません。だからこそ、もっと大切にして信頼を得るために可愛がってあげないといけないと感じています。
 そんななかなかなついてくれない猫を飼い始めた一人暮らしの独身おじさん(私)ですが、猫との生活は楽しいものです。猫を飼い始めて1年以上経過した今だからこそ感じる「猫を飼って良かったこと」を纏めた記事もありますので、よかったらご覧ください。

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