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行政書士への転職を後悔しないために脱サラ前にやるべきこと3選【中高年向け】

転職のイメージ写真
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中高年から脱サラして行政書士開業を目指している方は、第二の人生として新たな道に進みたいというポジティブな理由で転職を考える人も多いのではないでしょうか。

一方で、40代・50代という年齢からの転職は、一般的にはリストラ等のネガティブなイメージがあるのも事実。また、若い頃のように簡単に失敗することは許されません。それだけ一般的には、年齢が高いことはマイナス材料で厳しい現実があることも理解しておく必要があります。

しかしながら、行政書士の資格取得や開業という目的が定まると、少しでも早く会社を辞めたいと思うのが心情。私自身も行政書士開業が目的ではなく、会社を辞めることが目的ではないかと感じるほどに、前のめりになっていました。

結果として、本来なら会社員のうちに準備を進めておくべきことをせず、退職後に「あれをやっておけばよかった・・・」と後悔していることも少なくありません。

そんな後悔をしないために、脱サラ後の今だから感じる「行政書士への転職を後悔しないためにやるべきこと」について、私の体験談をもとにお伝えします。在職中ならば、まだ引き返すことも可能です。後悔しないためにも一歩立ち止まって考えましょう。

こんな人に読んでもらいたい
  • 中高年から脱サラして行政書士開業を目指している人
  • 行政書士開業をするために脱サラした後悔について知りたい人
  • 会社員のうちにやるべき開業準備を知りたい人

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行政書士開業を決めたことに後悔はない

こんなテーマの記事を書いているということは、脱サラをして行政書士開業を決めたことに対して「後悔しているのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、結論からいえば、脱サラしたことも、転職として行政書士を目指していることも後悔はしていません。

後悔しているのは、会社員のうちに、もっと早く行政書士の開業準備を進めておくべきだったということです。

私の場合、50代目前だったという年齢的な焦りもあり、会社員のうちに開業準備らしいことは一切せずに退職を決断してしまった経緯があります。

しかし、日本行政書士連合会が2018年に発行した『月刊日本行政 10月号』(日本行政書士連合会)によれば、行政書士の年齢構成は40代以上が驚きの90%以上。本来、年齢などで焦る必要はありませんでした。

むしろ、会社員という安定的な立場があるのであれば、会社員のうちにじっくり開業準備をするべきだったのです。開業準備を万全にすることで心の余裕も生まれ、行政書士への転職も後悔なく進めることができると感じます。

行政書士業界で40代・50代は、実はまだ若手であるという事実は、私自身が行政書士開業を決めた理由の1つでもありました。中高年になってから行政書士開業を決めた理由については下記の記事で詳しくお伝えしています。

【40代・未経験・コネなし】脱サラして行政書士開業を決めた8つの理由40歳を過ぎて、新たな道を模索している会社員必見!食べていくことが難しいといわれる行政書士の資格で、なぜ長年勤めた会社を辞め開業することを決めたのか。行政書士で開業準備中のアラフィフおじさんが7つの理由で説明します。...

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行政書士への転職を後悔しないために脱サラ前にやるべきこと3選【中高年向け】

行政書士への転職を後悔しないためには、行政書士開業を成功させる必要があります。成功するためには何事も準備が大事。開業準備は会社を辞めずにできることも多くあります。

私自身が今振り返って、脱サラ前にやるべきだったと後悔していることは次の3つ。

  • 行政書士の仕事について深く理解しておくべきだった
  • 行政書士以外の収入源となるものを確保しておくべきだった
  • 行政書士業務の集客経路を作っておくべきだった

上記の後悔を踏まえて、脱サラ前にやるべきことを具体的な方法も交えて詳しく解説します。

行政書士の仕事を複数のメディアから学ぶ

行政書士試験が行政書士実務とまったく別物であることはよく言われることです。そのため。行政書士の仕事について、しっかりと理解しないまま開業を志している人も多いのではないでしょうか。

具体的には…

  • 行政書士の業際について理解していない
  • どのような専門業務を扱うか決めていない
  • そもそも行政書士ができる業務がわかっていない

少し大げさかもしれませんが、行政書士という幅広い業務を扱える資格だからこそ、行政書士の仕事について理解できていない人は多いように感じます。

「行政書士で開業を目指したはいいけど、業際に引っ掛かって業務ができない…」なんてことになったら、話しになりません。

私自身も独立開業や行政書士になることが目的になっていて「行政書士になって何をしたいのか?」をはっきり決めていないまま会社を退職した経緯があります。

会社員のうちから、行政書士の仕事について理解を深めることで、あらかじめ方向性を見定めることができれば、脱サラ後の開業に向けてのスタートダッシュが違ってきます。

脱サラ前に行政書士の仕事を知るためにオススメの方法は以下の5つ。

書籍を読む

情報の精度という点では、書籍以上のものはありません。また、後述するYouTubeやブログと異なり、体形ごとにまとまった情報を知ることができます。基本書や実務書は可能な限り目を通しておくべきですが、1冊だけというなら「行政書士法コンメンタール」。現在では行政書士法が試験科目から削除されていることもあり、開業するなら行政書士法を理解するために必読の本です。

YouTubeを見る

行政書士YouTuberの増加とともに、配信内容も実務のことから行政書士のプライベート情報まで充実してきています。行政書士の先生方の個性がはっきりとわかることもYouTubeの特徴。エンターテインメント色が濃いチャンネルもあり、お堅いイメージが強い士業の仕事とは違う側面を見ることができます。

ブログを読む

行政書士の日常から実務のことまで、幅広く行政書士について知ることができるのがブログ。YouTubeと比較しても発信者が多いため、自分にあったブログを見つけやすいかもしれません。

国内最大級のブログランキングサイト「人気ブログランキング」や「ブログ村」では行政書士カテゴリもあるため、ブログに興味を持たれた方は一度覗いてみることをオススメします。

Twitterを始める

リアルタイムの情報という点では、Twitterが1番。行政書士事務所または行政書士開業準備中等のアカウントのつぶやきは、良い面も悪い面も行政書士の現実を知るために参考になります。フォローやコメントをすることで、行政書士の先生をはじめとして士業の人脈作りのきっかけになるのも魅力の一つです。                  

ホームページを見る

開業予定地の近隣にある行政書士事務所がどのような取扱業務をして、どのくらいの報酬で業務をしているのか等を知ることができます。行政書士の競合調査としても、脱サラ前にして知っておくべき事項です。なお、行政書士事務所のホームページ検索をする際は、全国の行政書士登録者を確認できる日本行政書士会連合会の行政書士会員検索を利用するのが便利です。

収入源を確保するために副業をする

会社を辞めて、一番の不安はなんといっても収入がなくなることです。それは、十分な資金を用意していたとしても、毎月一定の額が銀行口座からなくなっていく不安は体験してみないとわからないものです。

この不安をなくすためには、行政書士業務とは別の収入源を確保すること以外にはありません。これは行政書士業務だけでは、開業してすぐに生活できるレベルの収入を得ることが難しいためです。会社員のうちに副業スキルを身に付けることができれば、精神的な余裕が生まれます。

現在では政府も副業を推奨する時代です。ネットの普及により、匿名で仕事ができる仕事も増え、副業の選択肢も大きく広がっています。「誰でも簡単に高収入!」なんて上手い話はありませんが、初心者や特別なスキルがなくても収入を得ることができる副業はたくさんあります。

行政書士開業を目指している会社員にオススメの副業は以下の3つです。

せどり(転売)をする

せどりとは、売価よりも安く仕入れた商品を販売することで利益を得ることです。一部のマナー違反者や悪徳な転売業者等によって、悪いイメージを持たれる方もいますが、せどりをやること自体は違法な行為ではありません。

しかし、以下の場合には、違法となるため注意が必要です。

  • 古物営業許可を得ずに中古品を販売
  • 酒類販売業許可を得ずにお酒を販売
  • 医薬品店舗販売業許可を得ずに医薬品を販売 
  • チケットやマスク・消毒液の転売
  • 非対面により本人確認ができない仕入れ
  • 偽物、偽ブランド品を販売 など

ご覧の通り、行政書士の主要業務である許認可等を受けなければ違法となる場合が含まれています。これは副業として収入を得ること以外にも注目するべきポイントです。

なかでも、古物営業許可は、本格的にせどりをするなら必須のものになります。自分自身の副業のために古物商営業許可の申請をするのであれば、実務の経験にもなり一石二鳥。せどり自体も、今回紹介する副業のなかでも、もっとも確実な収入源になるためオススメです。

WEBライターをする

昔であれば、ライターなんて専門性の高い仕事を副業でやることなんて考えられませんでしたが、今はネットの普及により誰でもライターになれる時代です。

もちろん、高単価の案件を受任するためには実績を積む必要はありますが、特に資格や経験等がなくても、、クラウドワークスランサーズ等のクラウドソーシングといわれるWEBサービスを利用することで、仕事を探すことが可能です。

行政書士資格があることは執筆者としての価値もあがるため、高単価の案件を受任できる可能性もあります。年々需要も増えており、確実に収入になるだけでなく、行政書士の立場も活かせることも魅力です。

ブログ運営をする

収入を得るためには時間が必要となりますが、ブログ運営は知識のアウトプットや後述するホームページ作成のスキルにもつながるオススメの副業です。

現実的には、ブログを収益化するには最低でも半年程度はかかるといわれています。それ以前にブログを始めても半年以内には8割の人が辞めてしまうというデータも存在するほど、副業として収益化するには難しい面があるのも事実です。

ちなみに私自身がブログを始めてから収益が発生するまでに要した期間は、ちょうど半年程度。収益というには少なすぎる金額ではありますが、ブログ運営は指数関数的に収益が伸びる可能性があります。また、ある程度軌道に乗れば、不労収入となることも魅力の1つでもあります。

実際に副業する場合は、会社の就業規定等、しっかり確認したうえで行ってください。

行政書士向けの副業はたくさんあります。経験を少しでも積む意味で、会社員時代のうちから始めることがベストではありますが、情報だけでも知っておくことで脱サラ後のイメージもつきやすくなるのではないかと思います。下記の記事も是非参考にしてください。

「中高年から始める副業」イラスト文字
【中高年から始める副業】行政書士向け「攻めの副業」と「守りの副業」行政書士向けの副業を探している人は必見!本業の行政書士業務に支障なくできる副業を厳選紹介。また40代以上の割合が驚きの90%といわれる行政書士の世界で、中高年からでも無理なく始めることのできる副業3選もお伝えします。 ...

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集客経路としてホームページを作成する

会社員のうちに集客のためにできることは限られています。しかしながら、会社員のうちに集客経路をつくる唯一最大といえるものが事務所のホームページ作成です。

とはいえ、 40代・50代にもなると新しいことにはなかなか挑戦したくなくなるものです。おそらく多くの人が「ホームページ作成なんて…」と思うのではないでしょうか。

しかし、挑戦さえすれば「なんだ、この程度のことだったのか!」と思えるほど、現在ではホームページ作成は、想像しているほど難しい作業ではありません。その理由は、ホームページを作成するためのプラットホームが洗練されていることに加え、ネットで調べればホームページ作成のために必要な情報が揃っているためです。

なお、前述したブログ運営とホームページの作成は、ほぼ共通のスキルが必要になるため、ブログを始めることができればホームページ作成は容易にできるはずです。

脱サラ前にホームページを作成するメリットは大きく分けて2つ。

  • ホームページをつくる費用を押さえられる
  • ドメインパワーを向上できる

それぞれ詳しく解説すると…

◆ホームページ作成の費用を抑えられる
ホームページ作成を専門業者に依頼すれば、初期費用として30万程度は必要です。さらに注意しなければいけないのが、ホームページの更新やメンテナンス等によりランニングコストもかかること。自分自身で作成すれば、初期投資だけでなく、開業後の固定費削減にもなります。

◆ドメインパワーを向上できる
ホームページを作成するためには、いくつか必要となるものがありますが、その一つがドメインです。ドメインにはドメインパワーといわれるドメイン価値を表す指標があります。ドメインパワーが強ければ、Google等のネット検索において上位表示がされやすくなるため、より大きな集客力が期待できます。

ドメインパワーをあげる要素はさまざまですが、その1つがドメイン取得後のサイトの運営歴。ドメイン取得後の年月+質の良いコンテンツを増やしていくことにより、サイトの信頼性が高まり、ドメインパワーを向上させることができます。

ホームページによる集客には時間が掛かります。そのため、脱サラ前の早い段階でホームページを立ち上げ、質の良いコンテンツを積み上げていくことが集客力を上げるポイントになります。

行政書士登録をせず、ホームページ上で行政書士を名乗るわけにはいきません。しかし「開業準備中」であることを明記して、ホームページ内に行政書士開業の準備過程を記事にする等、脱サラ前にホームページを立ち上げる方法はあります。

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まとめ

私自身の体験談をもとに脱サラ前にしておくべきだったと後悔していることをまとめると以下の3つです。

  • 行政書士の仕事について深く理解する
  • 副業スキルを身に付ける
  • 集客経路をつくる

いずれも、会社員時代にまったく考えがなかったことかといえば、そんなことはありません。しかし、日々の会社員としての忙しさで行動に移すことができなかったというのが正直なところです。

今回ご紹介したことすべてとはいかなくても、このうちの1つでも脱サラ前にスタートすることで、脱サラ後の開業準備やそれに伴う不安感は大きく軽減できるのではないかと感じます。私のような後悔をしないために、少しでも私の経験談がお役にたてば幸いです。

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