行政書士

やりたいことがない40代に行政書士の資格取得をオススメする5つの理由

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本当は何かを始めたいけれど、仕事の実績もスキルもない。そもそもやりたいことが見つからない。そんな40代は多いのではないでしょうか。20代や30代とは違い、40代は仕事に変化や興味を感じなくなり、職場でも先が見え始める年代でもあります。

しかし「このまま代り映えしないまま、サラリーマン人生が終わるのか…」と悲観的になるだけでは何も始まりません。

そんなやりたいことがない40代に、何かを始める第一歩として行政書士の資格取得がオススメ。今は何もやりたいことが見つからなくても、行政書士資格が40代からの人生に新しい可能性を与えてくれます。

40代から行政書士開業準備中の私の体験も踏まえながら、行政書士の資格取得をオススメする理由について詳しくお伝えします。

行政書士の資格挑戦から開業までの「やることリスト」はコチラをご覧ください。

こんな人に読んでもらいたい
  • やりたいことがない40代の現状について知りたい人
  • やりたいことがない40代が何をやるべきか知りたい人
  • 40代に行政書士の資格取得がオススメな理由を知りたい人

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やりたいことがなくても、とりあえず行動

元気な高齢者が増えてきたといわれる一方で、40代・50代の中高年世代はあまり元気という言葉が聞かれません。

実際に内閣府の「満足度・生活の質に関する調査報告書 2022」によると、年齢階層別に若年層(15-39 歳)、ミドル層(40-64 歳)、高齢層(65-89 歳)の生活満足度は、高齢層が高く、40代が含まれるミドル層が低いという傾向が示されています。

私の周囲を見渡してみても、同世代で仕事もプライベートも充実している人はほとんど見かけることはなく、これが今の40代の現状ともいえます。

おそらく、この現状を一番よくわかっているのは、この記事を読んでいただいている私と同世代の方なのではないでしょうか。

その一方で年齢にかかわらず、やりたいことが明確にある人は活き活きと生活しているのも事実。だとするならば、無理やりにでもやりたいことを見つけることが大事になります。

しかし、若い時のようにゆっくり自分探しの旅に出かけるような人生の余裕はありません。だからこそ、とりあえずでも行動することが大切。その一つのきっかけとしてやりたいことがない40代に行政書士の資格挑戦がオススメなのです。

40代に行政書士の資格取得をオススメする5つの理由

「なぜ、40代に行政書士資格なのか?」について、具体的なデータと私自身の体験談をもとに5つのオススメ理由をお伝えします。

40代の受験者・合格者が多いから

40代になると、記憶力の低下を日々感じることが多くなります。それが原因となってやる気すらもなくなるのは良くあることです。

行政書士試験のような難易度が高い資格受験となれば、そもそも合格は無理と諦めている人もいるかもしれません。

しかし、以下の行政書士試験研究センターの調査による統計をご覧ください。40代からの挑戦は決して遅くないことがわかります。

【令和3年度 行政書士試験 年代別受験者数・合格者数・合格率一覧】

年代受験者数合格者数合格率
10代600人45人7.5%
20代8,175人1,111人13.5%
30代10,549人1,520人14.4%
40代12,576人1,374人10.9%
50代10,591人949人8.9%
60代以上5,379人354人6.5%
合計47,870人5,353人11.2%


ご覧のとおり、40代の受験者数がもっとも多く、合格者数も30代に次いで2番目となっています。この統計結果は直近5年間変わりなく推移しており、今後も続くことが予想されます。

残念ながら、合格率は20代・30代には及ばないものの、それでも高水準をキープしています。しかし、60代になると合格率は40代の半分近くまでに落ち込んでおり、40代以降は少しでも早く受験することが良い結果につながることがわかります。

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40代は若手の業界だから

行政書士の平均年齢は、驚きの60歳。つまり40代の行政書士は若手という業界なのです。40歳を過ぎて新しく何かを始めるにしても、若い世代が活躍している業界では引け目を感じてしまうのが正直なところ。そんな不安を一切感じることなく、若手として業界に入ることができるのは大きな魅力です。

40代が若手である根拠となるのが、以下の行政書士開業者の実態調査結果になります。

平成30年行政書士実態調査結果:年齢構成

年齢人数割合
20歳~40歳380人8.8%
41歳~60歳1,528人35.2%
61歳~2,407人55.5%
未回答23人0.5%
合計4,338人100%

日本行政書士連合会が2018年に発行した『月刊日本行政 10月号』(日本行政書士連合会)から一部データを抜粋したものです。

40代が若手ということだけでなく、40代以上の割合が90%以上。信じがたい数字ではありますが、少なくとも業界全体が高齢化していることがわかります。

その事実の良し悪しは別として、40代から行政書士を目指す人にとっては勇気付けられる数字になっています。

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リストラや定年後の備えになるから

年齢だけでいえば、40代はいつリストラされてもおかしくない年代です。そしてサラリーマンとして定年まで勤め上げたとしても、老後の生活に不安がない人は少ないのではないでしょうか。

そんな時に人生の保険になるのが行政書士資格。今すぐ行政書士開業を考えていなくても、将来の生活のために役に立つことがあります。リストラ等の不測の事態にはもちろん、一生できる仕事として定年後に独立開業をすることも可能です。

世間的にも認知度が高く、権威性も信頼性もある行政書士資格。何もやることがみつからないのであれば、なおさら、第2の人生として行政書士はオススメできる職業です。

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業務の幅が広いから

行政書士は、他士業と比較しても仕事の幅が圧倒的に広い資格でもあります。許認可という行政書士にしか認められていない独占業務はあるものの、弁護士や税理士等の一般的に認知されているような専門業務はありません。

一見マイナスにも感じることですが「行政書士をやるならばコレをしなければいけない」という決まった業務がないことは、むしろ、やることが明確に定まっていない40代にオススメの理由となります。

争いごとの解決なんてやりたくない人が弁護士、会計なんてまったく興味がない人が税理士なんて、そもそも資格取得のモチベーションが上がりません。

しかし、行政書士は明確な専門業務がない反面、なんでもやれる汎用性がある資格なのです。とりあえず資格取得して、やりたい業務は後から見つけることもできる。そんな自由度の高さがあるのは、業務の幅が広い資格のためです。

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趣味や副業にも活かせるから

行政書士は開業してこそ、もっとも価値を見出すことができる資格です。しかし、開業しなければ意味のない資格というわけではありません。

行政書士資格をきっかけに資格勉強そのものが趣味になるかもしれません。新たな資格取得はもちろん、学生時代には感じることができなかった「学ぶことの楽しさ」をきっと実感できるはずです。

40代という年齢だからこそ、人生経験を踏まえた情報発信は魅力的なコンテンツとして評価されることもあります。ブログ、YouTube、Webライター等の副業に挑戦することは、人生の後半の新しい生きがいになるかもしれません。

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おわりに

40代からの挑戦が「もう年だから…」と年齢を理由に言い訳ができないことは、今回の記事でご理解いただけたのではないかと思います。

何もやりたいことがない現状を打破するきっかけとして、行政書士は誰にでも挑戦する価値があり、そして誰にでも合格できる可能性のある資格です。

40代からの人生を魅力的なものにするために、何もやりたいことが見つからない方は、とりあえず行政書士の資格挑戦から始めてみませんか。

行政書士の資格挑戦から開業までの「やることリスト」はコチラをご覧ください。

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